施設の床材って意識して見たこと・・・ないですよね。でも、実は、その建物を作られた意図というか、どういう人を想定して建てられているのかみたいなことが見えてくるのです。
病院など医療系施設はPタイルと呼ばれる硬質のクッションフロアを敷き詰めているところが多いです。色目は薄いパステル。それは掃除がしやすく、汚れが見えやすいという理由です。(消毒が前提)
特養なども病院と同じようにされているところが多いのですが、クッションフロアを少し分厚いものを採用したところや、色目を木目にしたりするところも増えてきています。
やはり少し生活感を演出しています。
グループホームは木目のクッションフロアを採用するところが多く、これは家の雰囲気を意識するためです。
有料老人ホームでは、本当の木を使ったフローリングや、タイルを張ったところ、カーペット敷など、掃除に手間がかかりますが、見た目重視の仕様です。
施設の見学をされるときは、是非まず床を見てください。その施設がどこに力を入れているのかがわかります。