高齢になると飲み込む(嚥下)力が低下し、水分でもむせることが多くなります。そうすると水分摂取を控えるようになり、慢性的に脱水となり、幻覚が見えたり物忘れがひどくなったり認知症のような症状が出る場合もあります。
そこで、むせにくい飲み物として、とろみをつけます。
以前は、とろみというと片栗粉しかなく、正直味も少し変わるので、おいしくないものでした。現在は材料もいろんなものが出てきており、少量で冷たいままでもよく溶けるものとか、しばらく置いていてもとろみが変わらないものなど、使いたい方に応じて選択することができるようになってきました。ただ、実際は、まだまだ機能性に介護が追い付いていないのが現状で、メーカーさんの研究ほどに介護現場で選択できているケースは少ないように思います。
最近ではウォーターサーバーのようなところからとろみ入りの飲み物が出てくるような機械も開発されており、今後ますます一般化すると思います。 ぜひ一度試飲してみてその違いをお試しいただけたらと思います。