商店街の一角にある、ちょっと懐かしい雰囲気の福祉用具店。
店先には杖や歩行器が並び、奥からはスタッフさんの笑い声が聞こえてきます。
ここは、地域の高齢者やそのご家族にとって、ただの「道具屋さん」ではありません。
「困ったときに相談できる場所」「誰かが話を聞いてくれる場所」~そんな温もりが詰まった場所です。
福祉用具店が地域の人たちにとって何よりの安心の存在に
最近、このお店で人気なのが「iTSUMO(いつも)」という見守り機器。靴に取り付ける小さなGPS端末で、外出中の居場所をスマホで確認できる優れものです。
認知症の方の徘徊対策として注目されていて、介護保険を使ってレンタルできるんです。
でも、機械が苦手な方にとっては「GPSって難しそう…」という不安も。
そんなときこそ、福祉用具店の出番です。
「おばあちゃんの靴に合うサイズ、いっしょに選びましょうか」
「スマホの設定、ここで一緒にやりましょう」
「もし夜中に通知が来たら、こうすれば安心ですよ」
スタッフさんは、まるで家族のように寄り添ってくれます。
使い方の説明だけでなく、生活の中でどう活かすかまで一緒に考えてくれる。その姿勢が、地域の人たちにとって何よりの安心につながっています。
見守りは人の手、人の心があってこそ、「安心」に
別のある日、店内でこんな会話が聞こえてきました。
「この前、iTSUMO(いつも)のおかげでおじいちゃんがすぐ見つかってね。ほんと助かったよ」
「それはよかった!次は、いろんな機能も試してみましょうか」
-このやりとりに、iTSUMOの本当の価値が詰まっている気がします。
機械だけではなく、人の手、人の心があってこそ、見守りは「安心」になるのです。
もし、家族のことで少しでも不安があるなら、まずは近くの福祉用具店を訪ねてみてください。
iTSUMOを扱う福祉用具店は、単なる販売店ではなく、地域の人々の暮らしを支える“見守りステーション”のような存在です。
ちょっとした不安や悩みを相談できる場所として、もっと多くの人に知ってもらいたいです。
そこには、あなたの話を聞いてくれる人が、きっと「いつも」います。