日本人はお風呂が好きですね。もちろんわたしも好きです。でも、介護が必要な状況になると一番億劫になるといっても過言ではないのがお風呂(入浴)です。
なんとなく、これまで見てきた方の印象では「風呂に入らんでも死なない」かな
でも、身体の清潔はとても大切で、厚生労働省は特養などに最低週2回の入浴を義務付けているくらいですから、介護職員さんは一生懸命に「お風呂に入りましょう!」とあの手この手を使ってお誘いをするわけです。介護施設では、毎日、入りたくないご利用者と入ってほしい職員の戦いが勃発しているわけです。
介護職員の視点で言えば、入浴はチャンスなんです。まずはご利用者の全身状況を確認できるということ。(在宅の場合は虐待のあざなどを発見することもあり)次に、汚れた衣服を確認・交換できること(汚れ具合でADLの低下状況などが確認できる)、そして一番はやはり、お風呂での会話ですね。職員は服を着ているのですが、一応裸のお付き合いなので、いろんな話をたくさんしてくださいます。これを読んでくださっている方は、お風呂嫌いって言わないでくださいね