投稿者「iTSUMO」のアーカイブ

高知福祉総合フェアに出展

2022年11月18、19日に高知市で開催された高知福祉総合フェアの第20回高知ふくし機器展に認知症の徘徊見守りGPS iTSUMOが出展されました。
高知ふくし機器展の開催は2年ぶりでした。

久しぶりの高知県でのふくし機器展。高知県の人にGPSで見守る認知症の徘徊対策ついて知って頂く良い機会です。

第20回高知ふくし機器展会場の写真
会場の準備が完了した写真
ブースの準備もしっかりできました。頑張ります。

高知ふくし機器展のiTSUMOのGPSブースの写真

多くの方が来場されていました。

機器展にたくさんの人が来場している写真

ご来場いただいた皆様、高知ふくし機器展の事務局の皆様、ありがとうございました。
来年ももっとたくさんの方に認知症の徘徊見守りGPSを知っていただけるように頑張っていきたいと思います。

大和郡山市の認知症高齢者の見守り訓練

3年後の2025年には高齢者の5人に一人が認知症になると言われています。
大和郡山市では周りの認知症の高齢者を見守っていく訓練を実施しているというニュースをNHKが配信していましたので共有させていただきます。

https://www3.nhk.or.jp/lnews/nara/20221115/2050012160.html

実はiTSUMOは大和郡山市では、一般施策+介護保険のハイブリッド方式で採用していただいている町で認知症の徘徊を見守る体制にとても力を入れている都市なんです。
ハイブリッド方式について詳しくはこちらをご覧ください。

認知症徘徊GPS iTSUMOの専用シューズ(製品版)のデザイン公開!

こんにちは。アーバンテックです。
開発元のシューズメーカー「キャラバン様」から製品版のiTSUMO専用シューズのデザインが公開されました。

実際のリリースまでにできる限り改良を重ねていきたいと考えています。
なので、以前、公開したシルエットとは少し変わっています。

靴ひも部分がほどけた時の転倒予防にもなるように、結ぶ必要がないスッキリとしたデザインにしました。
甲幅の調整はワンタッチでできるので、脱ぎ履きも楽々です。

認知症徘徊GPS iTSUMOの製品版専用シューズの新デザインのイラスト

製品版のリリースまであと一歩、今回はサイズの展開も予定しています。

さらに進化したiTSUMOの専用シューズ(製品版)について「キャラバン様」から新しい開発情報をいただき次第、このページで公開していく予定ですので、ご期待ください。

HCR国際福祉機器展2022出展中!

昨日(10月5日)からHCR国際福祉機器展2022が始まりました。
HCR国際福祉機器展2022の看板(東京ビッグサイト)

開展のあいさつ、いよいよスタート間近、緊張感が漂います。
HCR国際福祉機器展2022の開始のご挨拶をしている人

iTSUMOのGPSのブースはというとこんな感じ、
GPSで認知症の徘徊を見守るiTSUMOの展示会ブース(スタート前)

スタート前、お立ち寄りいただける方にGPSを認知症の徘徊で役立てることができるということをたくさんの人に知っていただくために、時間をかけて準備をしてきました。
どれくらいの人が来てくれるかな?期待と不安が入り混じります。ドキドキ!!

GPSで認知症の徘徊を見守るiTSUMOの展示会ブース(スタート後)
スタート後、不安が払拭されるようにケアマネジャーや福祉関係の方々などたくさんの人が興味を持ってお立ち寄りいただき、大盛況でした。

HCRは明日まで東京国際展示場「東京ビッグサイト」で開催しています。開催時間は10:00~17:00です。
来場を予定されている方やご興味のある方はぜひお立ち寄りください。

HCR国際福祉機器展2022出展のお知らせ

明日より三日間(10月5~7日)、東京ビッグサイトにてHCR国際福祉機器展に出展いたします。
H.C.R. とは、ハンドメイドの自助具から最先端技術を活用した介護ロボット・福祉車両まで世界の福祉機器を一堂に集めたアジア最大規模の国際展示会です。

昨年はオリンピック開催とコロナ禍という状況の元、小規模での開催となりましたが、今年は通年通り、東京ビッグサイトにて大規模開催いたします。

iTSUMOのブースはアーバン警備保障株式会社の名前で出てます。
東1-03-04にあります。
来場を予定されている方はぜひお立ち寄りください。開発中の新商品もチラ見せさせていただきます(笑)。

会場:東京国際展示場「東京ビッグサイト」東展示ホール
(〒135-0063 東京都江東区有明3-11-1/66,140㎡)
会期:2022年10月5日から7日 10:00~17:00
入場料:無料(事前登録制)
来場者:10万人(見込み)

↓iTSUMOのブースはこちら↓
認知症徘徊GPS「iTSUMO」の展示会ブース

認知症の徘徊見守りGPSをご利用事例65

★奈良県Y様 女性70代 要介護1
◎介護保険適用
見守り体制:息子さま
GPSの取り付け位置:自転車

iTSUMOのご利用者様の中には、自転車に取り付ける方も結構おられます。いつも外出されるときに持って出ていただける可能性が高い場所が正解ですので。

さて、この方も必ず「自転車」に乗って出掛けます。
そこで、ご家族と相談するとやはり自転車に取り付けることで決まったのですが、少し嫌な予感がしていました。
自転車が「電動自転車」だったのです。
これ・・・ひょっとして・・・すごく遠い所に行ってしまうかも・・・

2週間後、その嫌な予感が的中してしまいました。
その日はご家族も仕事が遅くまであり、夜の10時頃ようやく事態に気付きました。
iTSUMOを位置検索すると、ご本人は自宅からかなり離れた山の方へゆっくりと動いていました。

この時、
① すでに「電動自転車」の充電が切れていた。※iTSUMOの充電はばっちり。
② 夕方に、一般の方から通報があり早いタイミングで「警察」が動いていた。
ということでした。
結果、ご家族が警察に連絡をすると、すでに無事保護されていました。
今後は「電動自転車」を「自転車」に検討されるそうです。

実は、通報してくださった方が警察に通報して、到着を待っているときに、電話をしている隙にまたどこかへ行ってしまったのだそうです。
そこで、警察はもう一度ご本人を探さないといけなくなり、人員を増やして探してくださったそうです。
ともかく無事保護できてよかったです。

徘徊されている方が「ケガをしていたり」「裸足だったり」「挙動不審だったり」すれば目印になりますが、普通は特に見た目変わらない方がほとんどで、なかなか声を掛けるのは難しいというのが現実です。

ちなみに警察の方では、以下のことを注意しているそうなのでぜひ皆さんも参考にしてみてください。
・深夜や早朝に高齢者が不審な動きをしていないか
・人がいない場所で高齢者が歩いていないか
・季節にあった服装をしているか(夏に長袖・冬に半そでなど)
・天気に適した服装をしているか(雨の日に傘をさしていない)
・手足や顔面にケガをしていないか(転倒される方が多い)
・左右ちがう靴をはいていないか
・衣服や所持品に名前が書いていないか

もし、徘徊されていると思って声を掛けてもそこからがまた難しくて・・・・・

知らない人が急に声をかけると「自分は道に迷っていない」「自分は認知症じゃない」と返答される方が多く、後を付けていくと怒られたりします。
そんな時は、迷わず警察に連絡してください。保護願が出ている方であればすぐに保護してもらえます。

しかし、声をかけるのはためらわれるという方も多いと思いますので、その場合は、服装や雰囲気どちらの方角に向かったなどできるだけ詳細な情報を警察までお伝えください。

これからの季節、外を歩くのが気持ちいいですから当然、認知症の方の「徘徊」も増えます。皆さんも街を歩かれる際は、上記心がけてみてください。

電動自転車のイラスト

iTSUMOのGPSってすごい

今回は、手前味噌ですがiTSUMOのGPSのすごさを書いてみたいと思います。
これまでで一番「すごい」と感じたのは、壊れかけた家族関係を修復し、看取りまで自宅でできたご家族の事例です。

iTSUMOのGPSについてお問い合わせがある場合、介護度は低い(認定がまだの方も結構あります)のですが、徘徊が原因で警察に保護されて在宅介護に限界を感じ、藁(ワラ)にもすがる思いで連絡があることが多く、かなりの悲壮感が漂っています。

この段階で入所施設を探されている割合はかなり高いです。(もう介護したくない!と)
そしてiTSUMOのGPS説明を聞いていただき、実際に使用開始の段階では少し希望の光が見えるかな?程度です。(入所までのつなぎになればいいか・・・程度ですね)
そしていざ実際に行方不明になって、GPSで位置捜索すると「ん?これはいけるかも?」と目の前が少し開けてきます。(これなら入所しなくても在宅介護でいけるのか・・・?)
それまでは出かけそうになるご本人を見つけては、罵声や怒声をかけていたのが少し和らぎます。そうするとご本人も精神的に安定され、徘徊の回数が減っていきます。

さらに、万が一の時にもすぐに迎えに行けるので特にご家族に不安はなく、家族関係も戻っていきます。(「徘徊」を「散歩」と捉えることができ、逆に「行ってらっしゃい」と声をかける余裕もでてきます)
しばらくすると認知症は進行し、体は老化し、ADLが落ちるため徘徊の距離が短くなり、そのうち外出することも難しくなります。(いわゆる寝たきりになります)
そうなればiTSUMOのは卒業です。GPSのレンタル終了で弊社との関係はここまでです。

そして、ここからは自宅で在宅ケアを受けつつ看取りまで。
残されたご家族には怒りの表情は一切なく、認知症ゆえのご近所トラブルやハプニングなども笑いながら話されます。

これはフィクションではありません。実際にわたしが出会ったご家族のことばです。
全ての方がiTSUMOのGPSによっていい方向に行くとは限りません。しかし、こうして自宅で最期を迎えられ「最期を事故ではなく布団で送ることができた。本当にありがとう」という感謝の言葉を、わざわざご報告いただいたこと。

わたしの使命は、こういう方が一人も多くなるようにiTSUMOをしっかり使いこなしてもらうことなんだと感じています。

世間の目 について

わたしが子供のころ(40年近く前)は「要介護者」と「重病人」がほぼイコールで見られていたんじゃないかと思います。もっと言えば「認知症の人」と「犯罪者や廃人」もそんな目で見られていたように記憶をたどると感じます。今考えると恐ろしい話です。

それが「介護」や「認知症」という概念が確立したことで専門職生まれ、それぞれが誇りをもって仕事できる環境になりました。当事者の方も生き辛さが少しは和らいだのではないかと思います。

最近では「コロナ」と「昔のペストのような大量に死者が出た感染症」がイコールで見られていました。しかしこれも、研究が進み徐々にそこまで怖い病気ではなくなりつつあります。
結局は「無知」が差別や誤解を生み、研究が進めば雪が解けるように世間になじんでいく、そんなもんじゃないかなと考えます。
まだまだ認知症に対しての世間の目は温かいとは言えない状況もあり、徘徊についての理解も少なく、警察に保護願を出したときでも「嫌な顔をされる」こともあるといいます。
iTSUMOのGPSの理解が進めば、認知症・徘徊についての理解も進み、もっと温かい世間にかわっていくはず と考え、日々発信を続けています。

つまりすべてのもの・ことは「原因」と「対策」がわかれば「怖いもの」ではなく「共存可能」になるということです。
これは、小学生の時に学校で初めて友達ができたときの感覚に近いと思います。(覚えています?不安いっぱいで登校し同級生から初めて声をかけられた時のドキドキを)・・・書きながら、わたしの時の感覚はよみがえってきませんでした・・・。
ともかく「知らない」から「知っている」になるには努力が必要で、みんなが「知っている」になれば差別や誤解は少なくなるという事です。
そのために、わたしは認知症・徘徊について発信を続けますし、これを読んでくださった方も、自分の方法で発信をしてほしいと思います。
きっと誰かのためになっていると思います。

世界アルツハイマー月間2022

こんにちは。アーバンテックです。

今月は世界アルツハイマー月間です。
1994年に「国際アルツハイマー病協会」と世界保健機関(WHO)が制定しているのですが、毎年9月21日を「世界アルツハイマーデー」、9月の間は世界アルツハイマー月間となっています。

世界アルツハイマー月間では認知症の啓蒙が世界中で実施されています。
我が国、日本でも公益社団法人「認知症の人と家族の会」がポスターやリーフレットを作成して、認知症への理解を呼びかけるなどの活動を行っています。

アーバンテックは認知症徘徊GPSの開発元として「認知症の人と家族の会」の活動を応援しています。

「認知症の人と家族の会」のホームページ:https://www.alzheimer.or.jp/

お子様にも認知症のことを理解してもらえるサイト:https://alzheimer.or.jp/kodomo/

アーバンテックも日本の皆さんに少しでも認知症のことを理解して頂けるように日々活動してまいります。

認知症の徘徊見守りGPSをご利用事例64

★大阪府G様 男性80歳 要介護2
◎介護保険適用
見守り体制:ご家族様とケアマネージャー
GPSの取り付け位置:靴

担当福祉用具店さんからお話しをおうかがいしました。

ご利用者が男性の場合、初対面でどうしても構えられてしまうことがあります。
知らない人が家に来て、自分の靴を色々と触るものですから、あまりいい気分はされないようです・・・。なので時には怒られることもあります。

そんな話を何気なくケアマネージャーさんに話したところ「今からおじいちゃんの味方が来てくれる!」「その人は私の友達やで!」と、初対面の前にご本人様に話していてくれました。
おかげさまで、導入がスムーズにいっただけでなく、ご利用者様との距離が一気に近くなり、世間話をしながらメンテナンスもできる関係になりました。

もちろんiTSUMOの付いた靴を毎日履いて出掛けいただけています。

このように、iTSUMOは便利な機械ですが、いろんな人の協力が必要です。

やはり認知症・徘徊というとご家族やご本人にとってデリケートな内容ですので、
ご家族様はもちろん、ケアマネジャー様の協力も欠かせないと感じました。

ケアマネージャーさんが訪問しているイラスト

認知症の徘徊見守りGPSをご利用事例63

突然ですが、皆さんAirTag(エアタグ)ってご存じでしょうか?
apple社製のあれです。

ボタンより少し大きいぐらいの「GPS」のようなものです。(実際はGPSではないです)

ご家族が、認知症のお父さんに「これなら使えるんじゃないか」と思い購入されたそうです。

しかし残念ながら、お父さんは出かける時に持って出てもらえませんでした。
(実は持って出ていただけても捜索可能範囲は限定的なのです)

そこで、iTSUMOなら靴に取り付けることができるので、持って出かけてもらう必要がないのでうまくいくのではないかと相談を受けました。

早速、担当者が説明に向かうと娘様から
「こんな目立つカバーの靴をお父さんは履かない」
「充電をするのにいちいち他府県から戻って来れない」
「お父さんがいなくなったら私は探せない」
「すぐに迎えに行けないから無理」と、できない理由を伝えていただきました。

こちらからは
1.目立つカバーを気にされるかどうか一度試したい
2.充電は他の介護サービス中にお願いしてはどうか
3.捜索に関しては、他にできるご家族がおられないか(遠方でも)
4.すぐに迎えに行けないタイミングは警察に保護願を出すことも検討
と、ご提案させていただきましたが、こちらに依存されるように感じました。

※今回のケースでは結論から言うと、iTSUMOも取付できませんでした。

残念ですが、iTSUMOはご家族または周りに入る方の協力がないと使いこなすことができません。
もちろん独居であったり、身寄りのない方の場合、ご家族にかわる協力者がいれば使いこなしていただけます。
iTSUMOにできることは「居場所がわかる」だけですから

iTSUMOは全ての人に適した機器ではなく、このようにうまく行かない事例もあります。
ですが、1日でも長く住み慣れた家にご本人が居れる環境を提案し続けたいと思います。

協力して介護するイラスト2

認知症徘徊GPS iTSUMOの専用シューズ(製品版)開発中!

こんにちは。アーバンテックです。

試験販売中のiTSUMOの専用シューズが完売間近となってきました。
試験販売中にいろいろなご意見をいただき、誠にありがとうございました。

リリースまではもうしばらく時間がかかりますが、現在製品版の開発が着々と進んでおります。

開発元のシューズメーカー「キャラバン様」から製品版のiTSUMO専用シューズのシルエットが到着しましたのでご紹介させていただきます。

開発中のiTSUMO専用シューズのシルエット

さらに進化したiTSUMOの専用シューズ(製品版)について「キャラバン様」から新しい開発情報をいただき次第、このページで公開していく予定ですので、ご期待ください。

栃木県宇都宮市でiTSUMOが常設展示に

とちぎの福祉用具展示場(NPO法人 とちぎノーマライゼーション研究会 とちぎ福祉プラザ内モデルルーム)でiTSUMOの常設展示が開始になりました。

栃木県宇都宮市近辺の方はiTSUMOをどんなものか直接見ていただくことが可能になりました。
宇都宮市周辺の方は是非ご利用ください。

NPO法人 とちぎノーマライゼーション研究会 とちぎ福祉プラザ内モデルルームで常時展示されているiTSUMOの写真

◎NPO法人 とちぎノーマライゼーション研究会 とちぎ福祉プラザ内モデルルーム
〒320-8508 栃木県宇都宮市若草1-10-6 とちぎ福祉プラザ1F
開館時間:9:00〜17:00
休館日:土/日/祝/夏季休暇/年末年始
ホームページ:http://www.normalization.jp/

認知症の徘徊見守りGPSのご利用事例62

★奈良県A様 女性 要介護1
◎介護保険適用
見守り体制:ご長男ご夫婦様
GPSの取り付け位置:靴

今回は福祉用具店の営業さんからご利用事例をいただきました。
奈良県でお独りで済まれている70代の女性の方のお話です。

車で10分ほどの所にその女性の息子さん夫妻が住んでおられ、ほぼ毎日ご本人の身の回りの世話をされています。
週3回のデイサービス送迎時、お迎えに行ってもおられないという事が増えて来たとのことでご相談いただきました。
この不在が原因で、息子さんは神経質になり、次第にご本人を怒るようになっていました。

ご本人:散歩に出掛けているだけなのに・・・
息子さん:送迎が来ているのになんで家に帰ってないのか・・・ 人様に迷惑を掛けて・・・

そこで、この親子間のすれ違いを緩和できないかと、iTSUMOの話しをしました。正直あまり乗り気ではなかった様子ですが「とりあえず1週間iTSUMOをご本人の靴に取付けて様子をみましょう」ということになりました。

そして1週間が経過。履歴を見るとしっかり使いこなしている様子。
息子さんに話を伺うと、ご本人が散歩している所に迎えに行ったそうなんですが、その時のご本人の服装がこの暑さの中で「コート」に「ニット帽」を着て歩いていたそうです。
それ以後、神経質になりiTSUMOから通知が来るとすぐにお迎えに行くようになったとのこと。

ご本人はイライラした表情で、息子さんも暗い表情をされており、ご本人を拘束するためにiTSUMOをすすめたのではないことを伝えました。
息子さんは、「お母さんが束縛されるのを嫌がっているのはわかっている」。「僕の対応が違うのもわかっている」。ただ、昔の母は・・・。そう、絞り出すように息子さんは話しはじめました。

息子さんは昔からお母さんと仲が良く、愛があるからこそ行き過ぎた対応になってしまったのだと感じました。
息子さんは、このまま独居が良いのか、それとも、施設に入所させるべきなのか一人で思い悩み苦しんでいたのです。

そこで、まず現在のご本人を認めることから始めましょう。そして、ご本人が好きなこと・やりたいことを応援しましょうと話をさせていただきました。
具体的には、iTSUMOがあれば、徘徊ではなく散歩なので、いつでも迎えに行ける。ご本人が散歩と思われている間は迎えに行かなくてもよく、不安になってこられた時に迎えに行きましょう(今回は約30分後)
その後ご本人の表情が戻り、息子さんにも笑顔が見えてきました。

iTSUMOは便利な機器ですが、使い方を間違うとうまく動かなかったり、今回のように拘束してしまうこともあります。だからこそしっかりフォローが必要という事を改めて感じました。

母親と息子のイラスト

認知症の徘徊見守りGPSのご利用事例61

★山形県T様 女性 要介護2
◎介護保険適用
見守り体制:長男ご夫婦様
GPSの取り付け位置:靴

今回は84歳の女性のお話です。
長男ご夫婦さんとの3人暮らしをされています。長男ご夫婦は日中はお仕事ですが、ご長男さんは在宅で仕事されている環境です。

デイサービスに行く日以外は庭で草むしりをするのが日課なのですが、そのまま知らない間に家の敷地から出ていってしまうことがあるため、
iTSUMOの利用を開始されました。長男さんが在宅で仕事をしているとはいえ、常に見ている訳ではないし気付いた時にはいないという状態が続いたので、「今は大丈夫かもしれないが、いつどうなるかわからない。」と普段から履いている靴に取り付けました。また反対側の靴にはダミーのカバーを取り付けました。

【位置検索のみで運用】エリア通知にしても、振動通知にして、いろいろメールが届くのが煩わしいため設定はせずに、いなくなっても比較的早く気付くことができるので、その時に位置検索ができれば大丈夫なため位置検索のみで運用することにしました。電池の残量は大事なので電池残量が減った時にメールで通知しています。
通知先は長男さんの携帯、長男仕事用のPCメールに設定しました。

使い始めてから、今までは庭に姿が見えなくなると心配で、家の外に出て探したりもしましたが、利用後はまず位置検索をします。死角になっていて見えないだけということも多く、家の敷地内にいる時もわかるので安心しています。
もし、何かあっても位置が分かるというのは非常に安心できます。とお声をいただきました。

庭で草むしりをしているお母さんのイメージ

認知症の徘徊見守りGPSのご利用事例60

★山形県M様 男性 要介護2
◎介護保険適用
見守り体制:ご家族様
GPSの取り付け位置:靴

今回はデイケアを毎日ご利用中の72歳の男性のお話です。
70代の奥様と2人暮らしで、隣町在住の次女が仕事の前後に立ち寄り、支援されています。
数年前にアルツハイマー型認知症と診断され、令和に入ってからは夕方に行方不明になり、かなり離れた町で保護されることもありました。

デイケアがコロナの影響で利用できなくなってから、1日6回程散歩に行くようになり、行方不明になったこともあり、行方不明になった翌日(約12時間後)30キロ先で保護されたこともあります。
保護された際も、家に帰ろうと思っていたということでした。

普段の散歩は2,30分程度で帰って来るのですが、時折数時間帰って来なくなることがあり、次女が探しに行くことも多くなり、iTSUMOを利用開始されました。iTSUMOは靴に取り付けました。取り付けに関しては、娘様が「これはお父さんが居場所がわからなくなったら、私が迎えに行くために必要だから」と伝えると、拒否なく利用を開始することができました。

【エリア通知設定】普段の散歩する距離が最大の約2キロなので自宅から2キロでエリア設定しています。

【通知先】次女がエリアから出た通知を受信すると、居場所を確認。自宅から離れて行くようであれば、次女が車で迎えに行きます。週に数回迎えに行っているということです。
充電は奥様が就寝前に行っています。

今までは探しに行くときも、行きそうな所を探したり、探してる間に自宅に帰っていたりしてましたが、探しに行くタイミングもわかるし、場所もわかるようになったので、負担が激減しました。
何かあっても家族で対応できるという安心感がありますとお声をいただきました。

次女が散歩の父親を車で迎えに行くイメージ

認知症の徘徊見守りGPSのご利用事例59

★山形県K様 女性 要介護1
◎介護保険適用
見守り体制:ご家族様
GPSの取り付け位置:キーホルダー(ストラップ)

K様は長男ご夫婦と孫娘さんの4人暮らしなのですが、日中はご家族が就労、就学のため1人になる時間がありました。
そこで、週に二回デイサービスを利用されていました。

物忘れが目立つようになったり、出張中の長男が家にいたと発言したり、ショートステイ先で物を盗まれたという妄想があるなどしたため受診。
アルツハイマー型認知症と診断されました。自宅から1キロ先の隣市で親戚に保護されたことがあり、iTSUMOの利用を開始されました。

デイサービスの職員さんや家族が付き添っての受診以外で外出することは、自宅から150mほど先の親戚宅に行くことが週1回程度あります。
外出時は自分で鍵をかけ外出することから、鍵にストラップのようにしてiTSUMOを付け、持ち歩いてもらうようにしました。

【エリア通知設定】エリア内に親戚宅が入るようにして自宅から300mで設定し、デイサービスに行く時はエリアを越えることになりますが、デイサービスに行く曜
日は決まっているため、その日の通知は問題がないということをご家族の皆さんに認識していただきました。

位置検索の対応はご長男、ご長男さんの妻、孫娘。同居していない孫の4人。
一番早くメールに気付くのはお孫さん孫でメールに気付いた人が、ご長男の奥様に連絡し、全員がGPSで現在地を検索できるように取り決めました。
充電は随時家族の皆さんで対応いただきました。

iTUSMOを使い始めてからデイサービスが無い日に、一人で日中過ごさせることに不安でしたが、利用後は安心できるようになったとお声をいただきました。

ご家族でiTSUMOを運用されているイメージ

認知症の徘徊見守りGPSのご利用事例58

★奈良県J・Y様 女性 要介護3
◎介護保険適用
見守り体制:ご家族様
GPSの取り付け位置:靴

今回、ご利用者を見つけるまでに約1日の時間を要した事例を紹介させていただきます。
なぜ、iTSUMOを使っていてそんなにも時間がかかってしまったのか・・・・・

・ iTSUMOの充電がなかったから? → 充電はされていました。
・ iTSUMOを持って出ていなかったから? →ちゃんと持って出ていました。

まず、奈良県の駅(無人駅)から電車に乗り大阪上本町へ(ちょっと買い物に行こうとしたみたいです)
その後、駅から外へ出て(これが不思議ですが)大阪の繁華街「難波」の「地下」におられ、iTSUMOがご利用者のいる正確な場所を
指せなかったのです。GPSは屋根がある場所では電波が届きません。そこでNTTドコモの電波で位置の補正を行うのですが、GPS程の精度にはなりません

その結果、居場所を特定するまでにかなりの時間を要しました。特に地下街は階層になっているので、何階におられるのかもわかりません。

しばらくして、お母さんは違う地下鉄に乗って「別のまちへ」まで行ってしまいました。
そして最終的に、夜の暗い寒い外の歩道でしゃがんで座っていました。

外に出てしまえばiTSUMOの出番です。警察もずっと探してくれていたので、場所が特定できてから10分後には無事に保護してくれました。

あとから警察から聞いた話では、防犯カメラで確認すると、ご利用者は人ごみの中にいて、ずっと通行人の後ろを付いて歩いていたとの事でした。

今回も無事に見つかりましたが、ご家族や警察のそれぞれが「できることをできる者がやる」といったことが、解決に繋がった要因の一つだと改めて思いました。

地価の繁華街では場合によって検索位置がずれることも

認知症の徘徊見守りGPSのご利用事例57

★奈良県F・K様 女性 要介護3
◎介護保険適用
見守り体制:ご家族様
GPSの取り付け位置:お守りに入れています。

今年の奈良県の2月はいつもよりもかなり寒かったのですが、雨が少なく晴れた日がすごく多い印象でした。
通常は冬の間「散歩」は減少するのですが、晴れた日に出かけられる方が意外と多かったです。

ある日、ご家族から「まだ家には戻って来れているけど、認知症のお母さんの外出頻度が増えているので、万が一に備えiTSUMOをレンタルしたい」との連絡がありました。

説明に伺うと、機械に強そうな30代ぐらいの息子さんが立ち会って聞いていただけました。
それから1週間後、事件が起こりました。

お母さんが散歩をしている最中に疲れたので、バス停のベンチで休憩をしていたようで、そこに運悪くバスがやって来て、なんとお母さんはそのバスに乗車してしまいました。

バスの行先きは県南部の「吉野行き」。かなり山間部でドコモの電波も届くのか?という地域です。

その頃、ちょうど息子さんが夕方仕事を終え、たまたまiTSUMOの位置検索をしたそうです。

すると、お母さんは家からどんどん遠ざかり山の中へ進んで行きます。

驚いたのは、この後の息子さんの行動でした。
息子さんは、先に予測して吉野方面の地元の警察に連絡されたのです。

この時点で、まだバスの運転手さんはお母さんが認知症であると気付いていません。
息子さんの迅速な対応で、お母さんは先回りしていた警察にバス停で無事保護されました。

バスの運転手さんは、「なにが起こったのか」「なぜ警察がこんなに来ているのか」「なぜ自分が呼び止められたのか」訳が分からなかったでしょうね(笑)
今だから「笑える」話しで良かったです。

もちろん、息子さんのファインプレーではありますが、陰でご家族が忘れず充電をしてくれていたことが無ければ、息子さんもこんなに冷静ではいられなかったと僕は思うので、役割分担を決めていた家族の皆さんに感謝です。

その後はバス会社でも情報の共有を行っていただけました。

バスに乗ってしまってもiTSUMOがあれば大丈夫