あなたはおむつをはいて寝たことがありますか?介護の研修会でよく使うフレーズです。たいていの方は「ない」といいます。でもあるんですよねおそらく全員。そう赤ちゃんの頃です。
そうやっておむつを替えてもらった親が年老いておむつが必要となった時、交換することに抵抗はありますか?「はい」ごめんなさい。あります。
昔は介護の現場でも布おむつだったんです。これが大変。交換に行くと濡れた布が重いんです。あと生地が分厚いので、それはそれは丁寧にしわを取らないと折り目が当たる部分がすぐに赤くなる。布おむつだけでは外へダダ洩れなのでおむつカバーというナイロン地の布で包むのですが、これがまた曲者で、夏は蒸れて暑いので、ご利用者が外そう外そうとされていて、大惨事も日常でした。
紙おむつが一般的になり、本当に楽になりました。最近のおむつはさらに優秀で、吸水量も多いうえにさらっとしているので、不快感はすごく減りました。
ただ、やはりトイレで用を足すことに比べると、ご本人の気持ちよさも劣り、こちらの手間もかかりますけどね。
月別アーカイブ: 2020年7月
ナースコールについて
看護師を呼ぶからナースコール 介護士を呼んでもナースコール?メーカーさんはナースコールという製品名にしているところを見ると、わたしは変わり者のようです。
介護の場面でもよくつかわれますが、認知症の方になると、間違ってしょっちゅう押してしまったり、線をちぎってしまったりなどトラブルもあります。
最近の機器は押すだけでなく、センサーと連動もできるようになっていて、感知したら介護職員の持つPHSに通知が来るようになっていたり、パソコン上で呼吸状態などを確認できる機器も増えてきました。
これまでは比較的大きな施設での運用がメインでしたが、最近はファミレスの呼び鈴のように電波式の機器も増えたおかげで小規模の施設での運用もされるようになってきています。
この先はどうなるか、きっと館内のいたるところにセンサー付きカメラがついていて、何かいつもと違う行動があると介護職員に通知が行って(もしくはロボットが出動?)対応するというかんじでしょうか。 自分が介護受けるとき、どんな感じがいいんでしょうね。