今日は切実なご相談をご紹介します。
認知症徘徊GPS iTSUMOをご利用の方はもちろん認知症を発症されています。そこで以下のようなご相談をいただくことがあります。
お父さんがiTSUMOを利用しているのだけど、不動産や銀行などすべてお父さん名義で、日常の生活に必要な現金の引き出しもできなくなってしまいました・・・どうしたらいいでしょうか?
ご家族の口座が凍結されたら・・・
iTSUMOは徘徊対策には有効ですが、資産管理はできません・・・
実際に口座が凍結されてしまうと、これは困った状況です。
この場合「成年後見制度」しかなく、裁判所に相談するしかありません。認知症と診断されるとその程度によるのですが、意思決定能力が低下したと判断されると、銀行預金の引き出しや不動産の売買ができなくなります。これは資産保護の観点からなのですが、実際にはこの事例のように困ったことになります。
ネットから相談できる家族信託
そこでおススメするのが家族信託という方法です。
家族信託とは裁判所ではなく、家族に財産管理を任せることができる仕組みで、認知症と診断されたら早めに専門家に相談することが重要です。
おすすめのサイトは家族信託の「おやとこ」です。家族信託を全国に正しく普及させるためのサービスです。
メールやフリーダイヤルの電話でも相談できます。
資格:介護福祉士・介護支援専門員・福祉住環境コーディネーター2級
措置時代から介護業界で働き(アラフィフ)、介護保険制度施行後もずっと介護現場に携わってきている。特別養護老人ホーム・有料老人ホーム・グループホーム・通所介護(デイサービス)・小規模多機能型居宅介護・居宅介護支援(ケアプランセンター)・福祉用具貸与での勤務経験を有し、介護事業所の立ち上げに数件参画。
現在は福祉用具の企画コンサルタントとして、新商品の開発などに携わる傍ら、これまでの介護現場の経験をもとに、介護の楽しさややりがいなどを伝えていきたいと考えている。
研修:認知症介護実践者研修・認知症実践介護リーダー研修・認知症対応型サービス事業管理者研修