令和6年に愛知県の大府市で「認知症ヘルプマーク」なるものができました。

認知症ヘルプマーク
↓大府市の認知症施策はこちら↓
https://www.city.obu.aichi.jp/kenko/koureishashien/ninchisho/index.html
声をかける後押しに
認知症の方は見た目に特に変わりがあるわけでもなく、助けを必要とされているのか判断がつきにくいという特徴があります。外で出会っても迷っておられるのか、散歩なのか声をかけるべきなのかどうか、皆さんも悩まれた経験がおありではないでしょうか?
そんな時に、この認知症ヘルプマークは目印となり、声をかける後押しとなるのではないかと思い、アーバンテックではこの取り組みをぜひ応援したいと考えています。
もちろん他方では、そもそも認知症の人にどうやって所持してもらうのか、とか犯罪に悪用されるのではないかなど、意見もあると思います。
これは私見ですが、どうやって所持してもらうかについては、iTSUMOのGPSサービスも同じで、弊社の場合は靴に取り付けるという方法をご提案していますが、やはりご家族の工夫や努力は必要です。(機械は万能ではないということです)そして、犯罪に利用される懸念ですが、そう思う家族は使わなければ良い。それよりも行方不明になったときの焦燥感や、絶望感を一度でも経験された方は、犯罪云々より少しでも助けになるものであれば採用したい。と考えられる方が多いように思います。
そういう意味では、当事者以外は黙って応援する方がいいのではないでしょうか。
社会問題化され、一部ニュースなどでも取り上げられることは増えたとはいえ、まだまだ認知症、特に徘徊問題については一般の方に浸透しているとは言えない状況であり、こうした良い取り組みをいろんな方面から応援して、まずは一般化する一般家庭の夕食の話のネタになるくらいの広報活動が必要です。
今後もアーバンテックはiTSUMOやGPS関連だけではなく、認知症、介護など徘徊よりも広い範囲の情報も発信していきたいと考えています。

資格:介護福祉士・介護支援専門員・福祉住環境コーディネーター2級
措置時代から介護業界で働き(アラフィフ)、介護保険制度施行後もずっと介護現場に携わってきている。特別養護老人ホーム・有料老人ホーム・グループホーム・通所介護(デイサービス)・小規模多機能型居宅介護・居宅介護支援(ケアプランセンター)・福祉用具貸与での勤務経験を有し、介護事業所の立ち上げに数件参画。
現在は福祉用具の企画コンサルタントとして、新商品の開発などに携わる傍ら、これまでの介護現場の経験をもとに、介護の楽しさややりがいなどを伝えていきたいと考えている。
研修:認知症介護実践者研修・認知症実践介護リーダー研修・認知症対応型サービス事業管理者研修