認知症のご家族にGPS端末を持ち出してもらうために

認知症の方が徘徊傾向を持つ場合、GPSを活用することは非常に有効です。しかし、重要なのは「どうやって持ち出してもらうか」という点です。
まず、iTSUMO(いつも)のようなGPSサービスは、スマートフォンのGPS機能と比べると性能に差があります。(これはあまり知られていないかもしれませんが…)つまり、スマートフォンを持ち出してもらえれば、GPSサービスは必要ないとも言えます。しかし、実際には多くの認知症の方がスマートフォンを持ち出すのを忘れたり、手ぶらで出かけてしまったりするため、GPSデバイスの必要性が生まれるのです。

メーカーが提案するGPSの持たせ方

次に、各メーカーが提案している持たせ方についてご紹介します。
お守り袋を推奨しているところや、専用の靴(かかと部分に収納できるタイプ)を販売しているところもあります。
iTSUMO(いつも)の場合、現在履いている靴の甲の部分に取り付けられる専用カバーを付属しています。また、カバーが気になる方のために、甲の部分に収納できる専用靴も販売しています。

実際のご利用者の例を挙げると、最も多いのは履き慣れた靴に専用のカバーを取り付けて使用しているケースです。次に多いのは、専用の靴を購入し、甲の部分に収納して使う方法です。そのほかにも、工夫を凝らしている方もいます。例えば、自転車に取り付けたり、お守り袋を自作されたり、また、お気に入りのかばんに入れたり、自動車につけている方もおられます。

ご利用者様に納得して使用してもらう工夫

iTSUMO(いつも)の付属している専用のカバーですが、足の甲部分に取り付けるため、見た目の違和感を感じる方もおられます。そこで、ご利用者様に納得して使用してもらう工夫も皆さんされていて、例えば、「お孫さんからのプレゼント」としてカバーにキラキラのデコレーションをして渡したり、主治医から「万歩計を付けるのでこの靴を履くように」と言ってもらったり、あとは、玄関に取り付けた靴しか置かないという環境面でも工夫をされています。

GPSは徘徊対策には有効です。しかし、持って出てもらえなければ機能しません。そのための工夫や努力はやはり必要です。デジタルの最先端機器ですが、そういうアナログな努力があってこそ、使いこなせるものなのです。

GPSの取扱はアナログの感覚も必要

昔から、介護はアナログなもので、機械やデジタルで介護はなじまないと言われてきました。
しかし、デジタル機器はアナログを補完するものであり、決してデジタルだけで介護が完結することはないですし、そんな世界をだれも望んでいないと思います。
もちろんわれわれメーカーも、あくまで人間では苦手な部分を一部お手伝いするだけ、そういう認識で開発を行っています。でもそれだけで労力が激減するということを知っていただき、積極的にそういった機器は使っていただけたら嬉しいです。
例えば、皆さん洗濯機は使用されていると思います。でも昔は洗濯板で洗っていたんです。洗濯を機械に任せるようになりましたが、すべてを任せたわけではないのです。手洗いの方がいい素材は今でも手洗いだったり、干したり畳んだりするのは人間だったり、つまり、これは洗濯機というデジタル機器を上手に利用しているということなんです。
iTSUMO(いつも)のようなGPSも同じです。うまく利用していただくことで介護されている方の負担軽減につながることができるのです。
もし、お近くに認知症徘徊でお悩みの方がおられたら、ぜひ一度GPS機器をおススメしていただけると嬉しいです。(おススメ洗濯機を紹介するくらいの気持ちで)

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