年別アーカイブ: 2025年

福祉用具展示場ってどんなとこ?

みなさんは「福祉用具展示場」という場所をご存じでしょうか。
全国各地に設けられている展示場は、介護や福祉に関心のある方々が自由に訪れ、最新の福祉用具を実際に「見て・触れて・体験できる」場として開かれています。
介護ベッドや車いす、歩行を助ける杖やシューズ、入浴や排せつをサポートする用具など、日常の暮らしを少しでも快適にする工夫が凝らされた製品が一堂に会しています。

福祉用具展示場の魅力は「体験」ができること

福祉用具というと「介護が必要になったら利用するもの」という印象を持たれる方も多いかもしれません。しかし展示場に足を運ぶと、そのイメージはきっと変わります。
便利さや快適さを高める工夫は、高齢者や障がいのある方だけでなく、けがや病気の回復期にある方、さらにはご家族にとっても役立つものばかりです。
たとえば軽量で扱いやすい車いすは、力の弱い方でも動かしやすく、外出の楽しみを広げてくれます。立ち上がりを助ける椅子や転倒を防ぐシューズは、普段の生活をより安全にしてくれる道具です。
展示場の最大の魅力は、パンフレットや写真では伝わらない「体験」ができることです。製品を実際に試すことで、その操作のしやすさやサイズ感、使用感を肌で感じられます。また多くの展示場では専門スタッフが常駐しており、「自分に合った用具はどれか」「介護保険を使うとどうなるのか」といった疑問にも丁寧に答えてくれます。見学だけでも歓迎してくれるので、まだ介護に直面していない方でも気軽に訪れることができます。

iTSUMO3(いつもスリー)も多くの展示場で体験できます

もちろん!私たちの認知症徘徊GPS・徘徊感知機器「iTSUMO3(いつもスリー)」も全国の多くの展示場に展示していただいています。iTSUMO3(いつもスリー)は、認知症の方の外出や徘徊による行方不明を防ぐために役立つGPS端末です。小型で軽量ながら、位置情報をスマートフォンなどからすぐに確認できるため、ご家族に大きな安心をもたらします。展示場では実際に手に取っていただけるので、そのサイズ感や操作の簡単さを確かめていただけます。

今までで印象に残っている福祉用具展示場

さて展示場ですが、とりわけ印象に残っているのが、沖縄や金沢の展示場です。
沖縄の展示場では、地域の明るくおおらかな雰囲気のなかで相談が進み、海風を感じるような開放感もありました。ご家族が一緒に訪れて、「祖父母のためにどんな用具がいいか」と和やかに話し合うことができる、そんな印象でした。展示場そのものが、家族の絆を深める場になっていると感じた瞬間です。
一方、金沢の展示場では、伝統と文化が息づく街ならではの落ち着いた雰囲気が漂っていました。担当スタッフの方々もきめ細やかな説明をしてくださり、来場者がじっくりと比較・検討できる環境が整っていました。北陸の冬を見据えた防寒や安全対策の工夫が多く見られるのも特徴で、地域ならではの生活スタイルに寄り添った福祉用具の提案がなされていました。こうした地域ごとの特色は、展示場を訪れる楽しみのひとつでもあります。

介護が必要になる前に一度訪れてみてください

福祉用具展示場は、介護が必要になってから訪れる場所ではなく、むしろ元気なうちに見ておくことをおすすめします。「こんな便利なものがあるのか」と新しい発見があり、将来への備えや安心につながります。また、ご家族と一緒に見学することで「もし介護が必要になったときは、これを使えばいいね」と前向きな話し合いのきっかけにもなるでしょう。
介護や福祉に関する情報は、なかなか普段の生活では触れる機会が少ないものです。だからこそ、全国の展示場は「暮らしを支える知恵やヒントが集まる場所」として、もっと多くの方に知っていただきたいと考えています。展示場を訪れることで、生活を少しラクに、少し楽しくする工夫に出会えるかもしれません。そしてその中でイツモ3を実際に見ていただければ、私たちが大切にしている「見守る・感じる・そばにいる」という想いを、きっと感じていただけるはずです。
ぜひ、みなさんもお近くの福祉用具展示場に足を運んでみてください。そこには、新しい発見と安心、そして笑顔をつなぐ出会いが待っています。

iTSUMO3が展示されている展示場(順不同)

茨城福祉用具展示ホール
愛媛県総合社会福祉会館 「福祉用具展示場」
大分県社会福祉介護研修センター
大阪府社会福祉会館1F 福祉用具展示コーナー
岡山県きらめきプラザ
岡山県くらしき保健福祉プラザ展示場
沖縄県介護実習・普及センター
金沢福祉用具プラザ
北九州市立 介護実習・普及センター
岐阜県介護研修センター
京都「スマイルケア」大展示場
高知県社会福祉協議会 いきいきライフ推進課 福祉用具展示コーナー
滋賀県社会福祉協議会 滋賀県福祉用具センター
社会福祉法人青森県社会福祉協議会 福祉人材課 介護啓発・福祉機器普及センター
東京都板橋区おとしより保険福祉センター
なごや福祉用具プラザ
奈良県営福祉パーク内福祉住宅体験館
兵庫県但馬長寿の郷(すこやかセンター)
福岡市介護実習普及センター
福島県介護実習・普及センター福祉機器展示室
北海道札幌市社会福祉協議会福祉用具展示ホール
山梨県立介護実習普及センター

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    徘徊SOSネットワークとは?

    認知症の方は、とつぜん外出して道に迷ってしまうことがあります。これがいわゆる徘徊です。本人には目的があるのですが、周囲からは「問題」としてとらえられてしまうことが多いです。
    特に夜間や悪天候時、また交通量の多い地域では命の危険にもつながります。
    こうした事態に迅速に対応するため、多くの自治体が導入している仕組みとして「徘徊SOSネットワーク」があります。
    これは、行方不明となった認知症高齢者を地域ぐるみで探す体制で、自治体や警察、消防、地域住民、商店、交通機関、介護事業者などが連携し、情報共有しながら発見・保護を行います。
    定期的に徘徊訓練などを実施している自治体もあり、ぜひ積極的に参加してみてください。

    徘徊SOSネットワークとはどういう仕組みか?

    1.利用希望の自治体住民があらかじめ申請し、自治体はデータベースとして登録します。行方不明事案が発生した場合、自治体に連絡することで以下のように情報提供を行います。

    2.家族や介護施設が自治体の担当窓口に「行方不明になった」と通報します。

    3.あらかじめ「徘徊SOSネットワーク」に登録している商店、介護事業所、交通機関、地域ボランティアなどに、メールやFAXで特徴・服装・最終目撃情報などが一斉送信されます。

    4.情報を受け取ったメンバーは、自分の活動範囲で捜索を行い、対象者を見かけたらすぐに通報します。

    5発見・保護した場合、迅速に警察や家族と連携し、安全を確保します。

    認知症徘徊GPSとの連動はどうなっているのか?

    近年、この「徘徊SOSネットワーク」はGPS見守り端末と組み合わせて運用されるケースが増えています。
    ・GPS端末の位置情報を家族だけでなく、自治体や警察も一緒に確認し、その情報をもとに捜索をします。

    ・「徘徊SOSネットワーク」参加者にも(個人情報に配慮した上で)おおよその場所を共有することで、保護の依頼を出します。

    ・SOSボタン連携
    一部GPS端末にはSOSボタンがあり、本人が押すと家族等に位置情報を通知する仕組みがあります。
    iTSUMO(いつも)と連携している自治体もあり、情報共有を行うことでスムーズに保護ができています。

    徘徊SOSネットワークとGPS連動のメリットは?

    ・捜索の初動が早い
    目撃情報だけに頼らず、位置情報を活用できるため、最初の捜索範囲を絞り込めます。

    ・夜間や人通りの少ない地域でも発見可能性が高まる
    目撃者がいない場所でも、GPSがあれば居場所の目安がわかります。

    ・警察や消防の出動効率が向上
    広範囲を手当たり次第探すのではなく、ピンポイントで動けるため、救出までの時間短縮が期待できます。

    iTSUMO(いつも)の場合、導入時にきっちり役割分担を決めてから使用していただくので、「徘徊SOSネットワーク」に依頼することも少なく、ご家族が保護できています。しかし、万が一の時にセーフティネットは多いに越したことはなく、登録をおススメしています。

    利用するにはどうすればいい?

    1.地域包括支援センターや自治体に相談
    お住まいの自治体が「徘徊SOSネットワーク」事業を実施しているか確認します。

    2.事前登録
    認知症と診断された方、または徘徊の恐れがある方の情報(写真・特徴など)を登録します。

    3.GPS端末の導入
    自治体によっては無料または低額でGPS貸与している場合があります。

    GPS端末の貸与サービスがない場合や、使用方法が難しいと感じた場合、iTSUMO(いつも)をご検討ください。全国対応可能で、地域の担当福祉用具店が丁寧に説明させていただきます。

    注意すべきポイントは?

    ・位置情報の共有範囲の確認:誰にどこまで共有されるのかを事前に把握しておく(個人情報の漏洩)

    ・服装の確認:行方不明時の服装は必ず聞かれるので、日頃から意識しておく

    ・バッテリー管理:GPS端末は充電式のものが多いので、災害や停電時にも使えるよう、予備電源を確保しておく

    iTSUMO(いつも)の場合、取り付け位置によってGPS端末それ自体が目印にもなるようにしてあり、捜索時に有効です。

    まとめ

    徘徊SOSネットワークは、地域全体で高齢者を見守る強力な仕組みです。これにGPSを連動させることで、発見までの時間短縮や安全確保の確率が大きく向上します。
    「もしも」のときはいつ訪れるかわかりません。最近は要介護認定を受ける前の方が突然行方不明になり保護されるという事例が増えています。そうなる前にいざという時に迅速に動けるよう、早い段階で地域包括支援センターや自治体に相談しておきましょう。
    残念ながら現在、自治体によっては、そういった取り組みが一切ないというところもあります。その場合もあきらめず、iTSUMO(いつも)にご相談・ご検討ください。

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      認知症の徘徊対策!自治体のGPS機器貸与サービスとは?

      認知症の徘徊に備える「GPS機器貸与サービス」とは?
      認知症の症状のひとつに「徘徊」があります。本人は目的があって歩いているつもりでも、方向感覚を失い、知らない土地に迷い込んで自宅に戻れないことも少なくありません。
      そのリスクを減らすために、多くの家族が導入を検討するのがGPS見守り機器です。

      実はこのGPS機器、自治体によっては無料または低額、もしくは助成してもらい貸し出すという制度があることをご存知ですか?
      この記事では、「GPS機器貸与サービス」の概要から申し込み方法、利用のメリットや注意点まで、わかりやすく解説します。

      そもそも「GPS機器貸与サービス」とは?

      自治体が認知症の高齢者やその家族を支援する目的で、GPS機器端末を貸し出すサービスです。
      これにより、本人が徘徊してしまった場合でも、スマートフォンやパソコン等で現在地を把握し、早期に発見・保護することが可能になります。

      「GPS機器貸与サービス」の特徴
      1.自治体が契約しているGPS事業者の機器の貸し出ししてくれます
      2.利用料・機器代が無料または一部補助されます
      3.専用アプリやWeb上で居場所を確認することができる

      「GPS機器貸与サービス」の利用対象者は?
      各自治体によって若干異なりますが、一般的な条件は以下のようなものです
      1.市区町村内に住民登録があること
      2.認知症または認知症の疑いがある高齢者で、徘徊の恐れがある

      3.在宅介護中または独居の高齢者
      4.本人や家族がサービス利用に同意していること

      ご利用までの流れ(一般的な手順)

      1.地域包括支援センターや自治体窓口に相談
      まずは地域包括支援センターや自治体の介護福祉課等(自治体により名称は様々)に相談。対象者かどうか確認します。
      iTSUMO(いつも)の貸し出しができる自治体もあります。

      2.申請書の提出
      必要書類(申請書・同意書など)を記入し、提出します。

      3.サービス内容の説明・契約
      GPS機器の種類や使い方、利用規約などの説明を受けます。場合によっては、事業者との簡単な契約もあります。
      iTSUMO(いつも)の場合、担当福祉用具店がご自宅まで伺い、丁寧にご説明させていただきます。

      4.端末の受け取り・設定
      機器が手渡される場合と、委託業者が初期設定・使用方法の説明してもらえる場合などがあります。
      iTSUMO(いつも)の場合、担当福祉用具店がご自宅まで伺い、設定や設置を行います。

      5.サービス開始!
      日常的な見守りが始まります。位置情報はスマートフォンやパソコンから随時確認可能です。
      iTSUMO(いつも)の場合、役割分担を福祉用具店がご提案させていただきます。

      「GPS機器貸与サービス」の主なメリット

      1. 金銭的負担が少ない
      市販のGPS機器は本体価格+月額通信費がかかりますが、貸与サービスは無料または月数百円程度で利用できるケースが多く、家計に優しいです。
      2. 災害や非常時にも安心
      GPSがあれば、地震や台風で離れ離れになった場合にも、居場所を把握できる可能性があります。
      3. 地域連携がしやすい
      自治体によっては「徘徊SOSネットワーク」と連携しており、GPS情報を活用した地域ぐるみの捜索体制が整っている場合もあります。

      4. 機器の交換・故障時も安心
      万が一の故障やバッテリー不良にも、自治体が対応窓口となるため、自己負担で買い直す必要がありません。ただし、使用方法によっては実費がかかる可能性もあります。

      注意点・確認しておきたいこと

      利用期間や更新ルール:期間制限がある自治体もあります。更新の必要があるか事前に確認しましょう。
      位置情報の精度:建物内や地下では精度が落ちることがあります。複数手段の併用が理想です。
      家族の協力が必要:GPSはあくまで補助ツール。日常の声かけや見守りとの併用が効果的です。

      GPS貸与サービスはすべての自治体で実施されているわけではありません。
      まずは「〇〇市 認知症 GPS 貸与」などのキーワードで検索するか、お近くの地域包括支援センター・自治体の護福祉課等に直接問い合わせてみましょう。
      サービスによっては、機器について丁寧な説明が受けられない場合もあります。使いこなせないと判断された場合、iTSUMO(いつも)の利用をご検討ください。

      まとめ

      GPS機器貸与サービスは、認知症による徘徊の不安を少しでも軽減し、家族と本人の安心を支える大きな力になります。
      高価な機器を買わなくても導入できるこの制度を、活用しない手はありません。
      まずは相談から。
      「備え」から「安心」への第一歩を、今、踏み出してみませんか?
      お住まいの自治体でGPS機器貸与サービスがない場合、介護保険併用でのiTSUMO(いつも)の利用をご検討ください。

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        地震・豪雨・停電時に認知症徘徊GPSは使えるのか?災害時の備え

        災害時こそ不安が増す「認知症の徘徊リスク」
        近年、地震や台風・豪雨など自然災害が全国で頻発しています。こうした非常時には、環境の急激な変化や不安から、認知症の方が順応できずに徘徊してしまうケースが増えます。
        避難所にいても、自宅を探して出て行ってしまったり、避難の途中で行方不明になってしまったりすることもあります。

        そんな時に頼りになるのがGPSを始めとした見守り機器ですが、本当に災害時に使えるのか?という疑問を持つ方も多いことでしょう。
        そこで今回は、災害時にGPSが使えるのかどうか、また今のうちに準備しておくべきことをまとめてご紹介します。

        災害時、GPSは使えるのか?
        結論から言うと、条件付きで使える場合が多いといえます。
        GPS機器が使えるかどうかは、以下の要素に左右されます。

        1.通信インフラが被害を受けていないか

        多くのGPS機器は、取得した位置情報をスマホ等に送る際に、携帯電話回線(4G LTE)を使っています。そのため、地震や台風で通信インフラが破損等すると、位置情報の送信ができません。
        iTSUMO(いつも)の場合はNTTドコモの回線を使用しているため、復旧工事を待たなければいけません。ただし、仮復旧のために移動型基地局などの設備も完備しており、比較的早期に復旧しています。

        2.GPS機器自体が壊れていないか

        災害時の混乱で大きな衝撃や圧迫・水没などがあると、GPS機器が破損する可能性があります。
        仮に通信インフラが被害を受けて通信できなくても、GPS衛星の信号を受信する機能自体は内蔵バッテリーで行える機器が多いので、停電中でも位置情報の取得は行っています。
        ただし、その情報をスマホ等に送ることができないので、機器内部で一定数保存している状態になる機器が多いです。そして、通信が回復するとたまっていた情報を一斉に送信する仕組みになっています。
        iTSUMO(いつも)の場合は、専用カバーで使用することで、衝撃から守ることができ、また防水防塵性能が高く、水没での故障も防ぐことができます。

        3.バッテリーが切れていないか

        GPS端末は内蔵バッテリーで稼働するものがほとんどですので、停電時も使用可能です。しかし充電ができないので、バッテリー残量が非常に重要になります。
        そのため普段から、バッテリー切れを防ぐ運用が求められます。

        iTSUMO(いつも)の場合、バッテリー残量通知があるので、充電忘れを防ぐことができます。また、満充電で、1日の稼働が2から3時間程度の場合、約1週間持ちますので、停電が復旧するまで持たせることができる可能性が非常に高いです。


        災害時に備えて「事前にやっておいたら役に立つこと」

        1.モバイルバッテリーを常備!

        GPS端末や見守り用スマートフォン用に、大容量のモバイルバッテリーを(できれば複数)用意しましょう。そして、モバイルバッテリーの充電も定期的にチェックすることが大事です。
        災害時にはコンセントが使えないため、電源確保が生命線になります。

        2.ローエネルギー型GPS端末を選ぶ!

        製品によってはバッテリーが1週間以上持つタイプもあります。ただし、カタログ上のスペックだけでは判断できない点には注意です。
        特に、GPS機器は電波環境や動作の回数によって極端にバッテリー持ちが悪くなる場合もあり、使用される前に専門家にご相談されるのがおススメです。
        iTSUMO(いつも)の場合、アーバンテックだけでなく、担当福祉用具店が実際に地域の事情も加味したうえでご相談に乗ることもできます。また、レンタルですので万が一の場合も解約金など必要ありませんので、お気軽にお試しいただけます。

        3.家族・近隣との「災害時ルール」共有

        あらかじめ「災害時は○○さんの家に避難する」「GPSが動かなくなったら△△を探す」など、家族内ルールを共有しておくと行動がスムーズになります。
        iTSUMO(いつも)の場合、事前に役割分担を行っていただきます。

        4.ケアマネジャーや、福祉用具店など介護サービス事業者との「災害時ルール」共有

        上記の「災害時ルール」は、ケアマネジャーや、福祉用具店といった介護サービス事業者とも共有しておくことがとても大事です。

        5.自治体の「徘徊SOSネットワーク」に登録

        一部自治体では、徘徊高齢者の捜索ネットワークがあります。登録しておくだけで、いざというときの助けになります。
        iTSUMO(いつも)の場合も、万が一に備えて、セーフティーネットを何重にもしておくことをおススメしています。


        まとめ:GPSは“備えてこそ”活きる災害対策ツール

        認知症徘徊を見守るためのGPS機器は、もちろん万能ではありませんが、災害時にも「通信」と「電源」が確保できれば非常に頼りになるツールです。
        とはいえ、非常時には何が起こるかわかりません。
        弊社には「地震等災害で利用者が、がれきや土に埋まってしまった場合に発見できますか?」というお問い合わせも届いています。徘徊だけでなく、万が一の時に早期発見するためのツールとしても、備えておくことが重要です。
        大切な家族を守るために、日頃からの準備と見直しを習慣にしましょう。

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          認知症徘徊GPSを導入する前に知っておくべきこと

          認知症徘徊でGPSを導入する前に・・・
          GPSは認知症の徘徊対策にはとても有効なのですが、使いこなせないとただの箱になります。

          1.どこにGPSを所持してもらおうか・・・

          GPS端末はとても小さいのですが、認知症のご利用者様に常に持って出てもらうことが難しく、(忘れてしまって持って行ってくれない)必ず持って外出してらえるような設計や工夫がされているGPS端末を選ぶことが重要です。
          iTSUMO(いつも)は、専用のカバーが付属しており、今履いている靴の甲に取り付けることができます。

          2.誰がスマホ等で探そうか・・・

          GPS端末はそれ単体では使用できず、スマホなどで情報を受け取ることで初めて位置情報がわかります。そのため、スマホなどを操作できる方が必要になります。ご家族のだれがGPSで位置検索をするか、またはご家族全員でGPSで位置検索をするかなど、誰がスマホで探すかを決めておくと探すときもスムーズに探せます。
          iTSUMOは専用アプリを開発しており、スマホ操作に慣れていない方にも直感的に使えるようにしています。

          3.誰が充電をしようか・・・

          GPS端末は充電式ものもがほとんどで、機種や使用環境によって持ち時間は変わりますが、充電は必ず必要です。誰が充電を行うのか予め決めておく必要があります。
          iTSUMOは介護保険併用のため、ご家族だけで充電が難しい場合、サービス事業者(デイサービスなど)にお願いして運用することも可能です。

          4.誰が迎えに行こうか・・・

          GPS端末で分かるのは位置情報だけで、誰かがお迎えに行かないといつまでも保護できません。そこで、誰がメインでお迎えに行くのかを決めておくと良いでしょう。

          5.そもそもGPSについての知識は・・・

          GPS端末の精度はピンポイントという誤解が多いのですが、実は誤差があります。それはGPSは宇宙との交信により位置情報を取得するため、空が見える状況(できれば360度)でないと正確に位置を取得できません。しかし現実では壁があったり木があったりと、遮蔽物がある中で測位することになります。
          もちろん屋内では屋根があるのでGPSの電波が届きません。その場合各メーカーで補完する機能はあるのですが、正確性はGPSよりも劣ることは間違いないです。
          このように、大草原で測位する以外ではズレが生じてしまう。このことを認識しておいて使用しないと、捜索時にうまく発見できないことになってしまいます。
          iTSUMOでは、GPSの使い方について、こうした「GPSの癖」も含めて、丁寧にご説明させていただいております。

          結論

          GPS端末はいろんなものが販売・レンタルされていますが、ご利用者様にあったものをチョイスすることが大事です。この5項目を網羅できる状況にあれば、どんなGPSでも使いこなすことができると思います。
          しかし、1つでも不安があれば是非iTSUMOをご検討ください。一緒に不安を解決し、使えるGPSとしてレンタルさせていただきます。

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            認知症徘徊GPS・徘徊感知機器 iTSUMO(いつも)のご利用事例72

            見守り対象:お母さま
            ◎介護保険適用
            見守り体制:ご家族
            GPSの取り付け位置:普段履きの靴(雪ブーツ)

            今回は、著者:旦木瑞穂さんの新刊「しなくていい介護―「引き算」と「手抜き」で乗り切る」で紹介されたiTSUMO運用の文章を基に事例としてご紹介させていただきます。
            旦木瑞穂さんは「しなくていい介護―「引き算」と「手抜き」で乗り切る」の第2章 “しなくていい”同居の中で実際にiTSUMO2を導入した理由や運用方法を説明されています。

            認知症徘徊の見守りGPSにiTSUMO2を選んだ理由とメリット

            見守りをされるご本人様の導入理由としては不穏な時に家を飛び出してしまう徘徊対策としてiTSUMO2に行き着かれたということです。さらに介護保険が適用されるので通常の10分の1の費用で導入が出来るということもメリットに感じられたようです。
            実家が雪の多い地域ということもあり、普段履きの雪ブーツにGPS端末を設置して運用をされました。それまで履いていた靴は処分され、この雪ブーツしか履かれないように対策をされたということです。
            iTSUMOは充電が必要ですが、残電量が設定数値に達することでメールで知らせる機能がありますが、お父様が3日に1回充電されていました。
            さらに運用時の安心を確保するため、充電がなくなってしまった時に備え、逆の足にはエアタグを入れて運用されました。
            その時の実際のお写真がこちら
            GPS端末とエアタグを設置した雪用ブーツ

            iTSUMOのGPS機能が役立った時

            また、IDとパスワードを共有すれば、遠方に住んでいるご本人とお姉さまもGPD検索で居場所が分かり、その画面を写真に撮ってLINEなどでご家族と共有できるので問題なく運用していただけたようです。
            一度見守り対象のお母様が遠方の伯母が家に来るのに徒歩で迎えに行ってしまい、かなりの遠方で道に迷われたそうですが、その時にiTSUMOのGPS機能がとても役に立ったようです。

            色々と考えながらiTSUMOの運用をしていただき、弊社アーバンテックも運用の参考にさせていただければと存じます。ありがとうございます。

            旦木瑞穂さんの新刊のご紹介

            最後に、旦木瑞穂さんの新刊「しなくていい介護―「引き算」と「手抜き」で乗り切る」の紹介をさせていただきます。
            「子育て真っ最中でも、親の介護は突然始まる手を抜けるところは徹底的に手抜きする。使えるものは使い倒す。
            行政、補助金、便利な道具……こんなにあるのに、使わないのはもったいない!」
            ということで親の介護がそろそろ気になる40~50代の男女の方や親の介護が現実に始まった人たちに向けた新刊となっています。
            ご興味のある方は一度手に取ってご一読いただければと思います。
            Amazonからのご購入はこちら→https://amzn.to/4kT3gua

            しなくていい介護の表紙しなくていい介護のiTSUMOの掲載ページ

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              認知症ヘルプマークについて

              令和6年に愛知県の大府市で「認知症ヘルプマーク」なるものができました。

              認知症徘徊ヘルプマーク

              認知症ヘルプマーク

              もともと大府市は認知症施策が充実しており、「「徘徊」という言葉を使用しません」という宣言をされるなど、先進的な取り組みをたくさんされてきました。
              ↓大府市の認知症施策はこちら↓
              https://www.city.obu.aichi.jp/kenko/koureishashien/ninchisho/index.html

              声をかける後押しに

              認知症の方は見た目に特に変わりがあるわけでもなく、助けを必要とされているのか判断がつきにくいという特徴があります。外で出会っても迷っておられるのか、散歩なのか声をかけるべきなのかどうか、皆さんも悩まれた経験がおありではないでしょうか?

              そんな時に、この認知症ヘルプマークは目印となり、声をかける後押しとなるのではないかと思い、アーバンテックではこの取り組みをぜひ応援したいと考えています。

              もちろん他方では、そもそも認知症の人にどうやって所持してもらうのか、とか犯罪に悪用されるのではないかなど、意見もあると思います。
              これは私見ですが、どうやって所持してもらうかについては、iTSUMOのGPSサービスも同じで、弊社の場合は靴に取り付けるという方法をご提案していますが、やはりご家族の工夫や努力は必要です。(機械は万能ではないということです)そして、犯罪に利用される懸念ですが、そう思う家族は使わなければ良い。それよりも行方不明になったときの焦燥感や、絶望感を一度でも経験された方は、犯罪云々より少しでも助けになるものであれば採用したい。と考えられる方が多いように思います。
              そういう意味では、当事者以外は黙って応援する方がいいのではないでしょうか。

              社会問題化され、一部ニュースなどでも取り上げられることは増えたとはいえ、まだまだ認知症、特に徘徊問題については一般の方に浸透しているとは言えない状況であり、こうした良い取り組みをいろんな方面から応援して、まずは一般化する一般家庭の夕食の話のネタになるくらいの広報活動が必要です。

              今後もアーバンテックはiTSUMOやGPS関連だけではなく、認知症、介護など徘徊よりも広い範囲の情報も発信していきたいと考えています。

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                認知症徘徊GPS・徘徊感知機器 iTSUMO(いつも)のご利用事例71

                ★埼玉県B様 女性80代
                ◎介護保険適用
                見守り体制:ご家族
                GPSの取り付け位置:普段履きの靴

                iTSUMO2からiTSUMO3に替えてみたら・・・

                今までイツモ2を使っていたのですが、福祉用具店さんに薦められてイツモ3に切り替えました。
                以前までは居場所を特定するのにウェブアプリを開いてからボタンを幾つか押す必要があったのですが、イツモ3はボタンを一回押せば直ぐ居場所がわかるので格段に使い易くなって感謝しています。

                アーバンテックスタッフから

                上記のような嬉しいお声を頂戴することができました。ありがとうございます。
                iTSUMO3開発時に、iTSUMO2よりも直感的にGPSでの位置検索がしやすく、極力ボタンを押さずに居場所が分かるというのを意識しながらiTSUMO3の開発を行っております。
                今後もさらなる改善を目指してユーザー様や福祉用具店様の声を大事に開発を続けて参ります。

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