異論のある方も多いかと思いますが、日本において人口ピラミッドがいびつになった理由は戦争が大きいと思います。戦後の「産めよ増やせよ」が団塊の世代を生み、実はわたしは第2次ベビーブーム世代です。わたしが学生の頃はマンモス校ばかりで、大阪の田舎町でしたが小学校が5クラス、中学校が11クラス、高校(普通の公立)は12クラスでした。しかし、小学校の高学年になると新入生のクラスが減り始めていていました。もちろん就職氷河期ですし、いろいろ競争にもまれて大変な時代だったなあと懐かしく思います。
さて、そういう極端な政策が結局長い年月をかけてしわ寄せがくるわけで、日本よりも大変な状況になるのがお隣中国です。一人っ子政策が長く続き、いわゆる支える人口が圧倒的に少ないのです。高齢化は日本よりは今はましですが、すぐに追い抜き、その後はどうなるのか全く分からない状況です。昔から中国は親を大事にする儒教の思想が強く、これまでは親族が介護を行うのが当たり前という状況でしたが、今や共稼ぎが当たり前で、老人ホームの需要が追い付いていない状況だそうです。 日本においても2050年がピークで高齢化に進んでいるといわれていますが、もしかしたら人口政策って一番大事なんじゃないの?って思います。環境問題・経済問題などいろいろありますが、残された世代がうまく世代をつなぐには人口が一定していることが一番いい状態ではないかと。では日本は何人くらいの人口が適切なんでしょうね???