介護保険制度の中で異色の存在が福祉用具です。介護保険制度中唯一価格の決定権が事業者にあり、選定の決定権が自治体にあるということから、地域差がすごく大きく出るサービスになっています。ただ、この部分が少し事情が変わりつつあり、介護保険の財政難と、一部業者が不当に高額請求をしていた事実があり、平均価格や上限価格が設定されるようになりました。
福祉用具でよく知られているのは車いすやベッドでしょうか。ポータブルトイレやおむつなんかも福祉用具になります。ただ、介護保険制度上では、繰り返しの使用(利用者が変わっても)ができるものはレンタル、繰り返しが難しいものは販売、それ以外の消耗品などは介護保険適用外と規定されています。ですので、福祉用具はすべて介護保険で というわけではないのです。なんかややこしいでしょう?そこで、福祉用具の専門家がおり、ご利用者に合わせてチョイスする。それが福祉用具店さんです。
ちなみにiTSUMOは福祉用具では徘徊感知機器というジャンルになり、レンタルの対象です。お使いのご希望があれば、ご家族とケアマネジャーさんとお近くの福祉用具店さんがご相談されて、取り付け・説明・サポートを福祉用具店さんがしてくれます。 むかし、あなたのまちの電気屋さんってCMがありましたが(知らない?)福祉用具店さんはそんなイメージで、家で介護をされるときには、お付き合いされるとなにかと助かりますよ!