介護の現場のIT化はまだまだ改善ポイントがたくさんあるように思います。国が取り組みを始めたペーパーレス化もそうですが、介護ロボット、AIによる予測やセンサーを使った職員のアシスト、スケジュール管理、送迎の自動運転、教育のIT化、食材・備品の管理、調理のIT化、掃除ロボットなど、こうして考えるときに、介護の仕事って本当に普段のわれわれの生活そのものだなと感じます。逆の見方をすると、日常生活で導入が進んだものを積極的に介護の現場に導入していけば、介護現場もよくなるし、コストも抑えることができるのではないでしょうか。
介護の現場は女性が多く、高齢の方も増えてきており、しかも外国の方など言葉や文化も全く違った方々が混在している状況です。だからこそ余計にスキルを下支えをするアイテムとしてITの導入が必要だと思います。ただ、まだまだ誰にとっても使いやすいというイメージはありませんので、今後はそのあたりに注力していかないといけないのではないかと思います。