20年ほど前、ご利用者と遠足に公園に出かけました。当時はまだトイレにウォシュレットがついているのは一般的ではなく、ご利用者も存在を知らないという方も多くいました。
公園でトイレに行きたいということになり、お連れしたのですが、お元気な方だったのでトイレの外で待たせていただくことにしました。すると中から「キャー」という悲鳴が・・・
慌てて中に入るとそこには噴水が!そうですウォシュレットのボタンを流すボタンと間違えて押され、止め方がわからずあたふたとされていました。
すぐに止めましたがご利用者の服はびちょびちょで、しかもウォシュレットの水ですから・・・。
楽しい遠足はそこで終わり、帰路についたのでした。 あれから20年、今ではお年寄りもウォシュレットを使われるようになりました。ただ、認知症になるとやはり難しいようで、施設では導入の際に利用される方の想定をしっかりすることと、できるだけボタンをシンプルなものに!という流れになっています。きっと私と同じような経験をされた方が多かったんでしょうね。