花見について

コロナ禍の昨今は花見を行く機会もありませんが、
それ以前は年中行事の中で、私が一番看護師と揉めたイベントが花見です。日本人なら一度はしたことがあるでしょうし、特にお年寄りは桜が好きですね。介護職員はできるだけ名所にお連れしたいとイベントとして企画するのですが、知っての通り桜の咲く時期はまだ肌寒く、風邪をひいたりするリスクが高いのです。(特に冬の間施設内からなかなか出れませんから)

そこで看護師と介護士のバトルが起こるわけです。

看護師は熱があればダメ、鼻水が出ていてもダメ、寝たきりの人などもダメ・・・。
私は介護側の立場から「最後の花見になるかもしれないから」と少々無理をしてでもお連れしたいと食い下がります。

実は以前に看護師の言うように「ダメ」を受け入れ、その年に亡くなられたご利用者がおられました。

その方がすごく桜が好きな方だったので、なんとか行けないかと体調管理もいつも以上にしていたのに風邪をひかれ、約1週間外出どころではない状態に。桜が散りかけの頃にやっと外出できそうになり、看護師と相談するものの、病み上がりで今外出したらまた風邪をひいて、もっと重症になると・・・。

「来年は絶対行こうね」と言っていたのに・・・。

それ以来、バトルは激化し、雪だるまみたいに服をいっぱい来て暖を取り出かけたり、看護師同伴で時間制限を付けたり、とにかく行くことに意味があると信じ続けました。 来年の花見はそんなバトルのこともちょっと思い出してみてください。