年別アーカイブ: 2025年

認知症のご家族にGPS端末を持ち出してもらうために

認知症の方が徘徊傾向を持つ場合、GPSを活用することは非常に有効です。しかし、重要なのは「どうやって持ち出してもらうか」という点です。
まず、iTSUMO(いつも)のようなGPSサービスは、スマートフォンのGPS機能と比べると性能に差があります。(これはあまり知られていないかもしれませんが…)つまり、スマートフォンを持ち出してもらえれば、GPSサービスは必要ないとも言えます。しかし、実際には多くの認知症の方がスマートフォンを持ち出すのを忘れたり、手ぶらで出かけてしまったりするため、GPSデバイスの必要性が生まれるのです。

メーカーが提案するGPSの持たせ方

次に、各メーカーが提案している持たせ方についてご紹介します。
お守り袋を推奨しているところや、専用の靴(かかと部分に収納できるタイプ)を販売しているところもあります。
iTSUMO(いつも)の場合、現在履いている靴の甲の部分に取り付けられる専用カバーを付属しています。また、カバーが気になる方のために、甲の部分に収納できる専用靴も販売しています。

実際のご利用者の例を挙げると、最も多いのは履き慣れた靴に専用のカバーを取り付けて使用しているケースです。次に多いのは、専用の靴を購入し、甲の部分に収納して使う方法です。そのほかにも、工夫を凝らしている方もいます。例えば、自転車に取り付けたり、お守り袋を自作されたり、また、お気に入りのかばんに入れたり、自動車につけている方もおられます。

ご利用者様に納得して使用してもらう工夫

iTSUMO(いつも)の付属している専用のカバーですが、足の甲部分に取り付けるため、見た目の違和感を感じる方もおられます。そこで、ご利用者様に納得して使用してもらう工夫も皆さんされていて、例えば、「お孫さんからのプレゼント」としてカバーにキラキラのデコレーションをして渡したり、主治医から「万歩計を付けるのでこの靴を履くように」と言ってもらったり、あとは、玄関に取り付けた靴しか置かないという環境面でも工夫をされています。

GPSは徘徊対策には有効です。しかし、持って出てもらえなければ機能しません。そのための工夫や努力はやはり必要です。デジタルの最先端機器ですが、そういうアナログな努力があってこそ、使いこなせるものなのです。

GPSの取扱はアナログの感覚も必要

昔から、介護はアナログなもので、機械やデジタルで介護はなじまないと言われてきました。
しかし、デジタル機器はアナログを補完するものであり、決してデジタルだけで介護が完結することはないですし、そんな世界をだれも望んでいないと思います。
もちろんわれわれメーカーも、あくまで人間では苦手な部分を一部お手伝いするだけ、そういう認識で開発を行っています。でもそれだけで労力が激減するということを知っていただき、積極的にそういった機器は使っていただけたら嬉しいです。
例えば、皆さん洗濯機は使用されていると思います。でも昔は洗濯板で洗っていたんです。洗濯を機械に任せるようになりましたが、すべてを任せたわけではないのです。手洗いの方がいい素材は今でも手洗いだったり、干したり畳んだりするのは人間だったり、つまり、これは洗濯機というデジタル機器を上手に利用しているということなんです。
iTSUMO(いつも)のようなGPSも同じです。うまく利用していただくことで介護されている方の負担軽減につながることができるのです。
もし、お近くに認知症徘徊でお悩みの方がおられたら、ぜひ一度GPS機器をおススメしていただけると嬉しいです。(おススメ洗濯機を紹介するくらいの気持ちで)

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    認知症基本法とは・・・?

    2024年1月1日に施行された認知症基本法をご存じでしょうか?認知症基本法は正確には『共生社会の実現を推進するための認知症基本法』と言います。
    この法律は、認知症と共に生きる人々を支え、誰もが安心して暮らせる共生社会を目指すというもので、認知症の予防から共生、さらには研究開発まで、幅広い分野での取り組みを国や自治体に「義務付け」ています。この法律の施行は、認知症を個人の問題ではなく、社会全体で支えるべき課題として捉える大きな一歩となりました。

    以前にお話した新オレンジプランは厚生労働省の施策になりますが、認知症基本法は法律になりますので、法的拘束力を持ち、長期的に社会全体を変えていく「大枠」として捉えてられています。

    厚生労働省の共生社会の実現を推進するための認知症基本法の概要(PDF)はこちら>

    認知症基本法の概要

    認知症基本法が目指すもの

    認知症基本法では、「共生」と「予防」の2つの柱を掲げています。
    「共生」とは、認知症になっても自分らしく、希望を持って暮らせる社会の実現を目指すというものです。具体的には、地域での見守り体制の強化、医療・介護サービスの連携、そして当事者や家族への支援などが挙げられています。
    「予防」とは、認知症の発症を遅らせ、進行を抑制するための取り組みです。これは、健康寿命の延伸にも繋がる重要な視点です。

    認知症基本法の基本施策

    認知症基本法では以下の8つをの基本施策としています。
    1.【認知症の人に関する国民の理解の増進等】
    国民が共生社会の実現の推進のために必要な認知症に関する正しい知識及び認知症の人に関する正しい理解を深められるようにする施策
    2.【認知症の人の生活におけるバリアフリー化の推進】
    認知症の人が自立して、かつ、安心して他の人々と共に暮らすことのできる安全な地域作りの推進のための施策・認知症の人が自立した日常生活・社会生活を営むことができるようにするための施策
    3.【認知症の人の社会参加の機会の確保等】
    認知症の人が生きがいや希望を持って暮らすことができるようにするための施策・若年性認知症の人(65歳未満で認知症となった者)その他の認知症の人の意欲及び能力に応じた雇用の継続、円滑な就職等に資する施策
    4.【認知症の人の意思決定の支援及び権利利益の保護】
    認知症の人の意思決定の適切な支援及び権利利益の保護を図るための施策
    5.【保健医療サービス及び福祉サービスの提供体制の整備等】
    認知症の人がその居住する地域にかかわらず等しくその状況に応じた適切な医療を受けることができるための施策・認知症の人に対し良質かつ適切な保健医療サービス及び福祉サービスを適時にかつ切れ目なく提供するための施策・個々の認知症の人の状況に応じた良質かつ適切な保健医療サービス及び福祉サービスが提供されるための施策
    6.【相談体制の整備等】
    認知症の人又は家族等からの各種の相談に対し、個々の認知症の人の状況又は家族等の状況にそれぞれ配慮しつつ総合的に応ずることができるようにするために必要な体制の整備・認知症の人又は家族等が孤立することがないようにするための施策
    7.【研究等の推進等】
    認知症の本態解明、予防、診断及び治療並びにリハビリテーション及び介護方法等の基礎研究及び臨床研究、成果の普及等・認知症の人が尊厳を保持しつつ希望を持って暮らすための社会参加の在り方、他の人々と支え合いながら共生できる社会環境の整備等の調査研究、成果の活用等

    8.【認知症の予防等】
    希望する者が科学的知見に基づく予防に取り組むことができるようにするための施策・早期発見、早期診断及び早期対応の推進のための施策※その他認知症施策の策定に必要な調査の実施、多様な主体の連携、地方公共団体に対する支援、国際協力

    認知症基本法とGPSサービスiTSUMO(いつも)

    認知症の症状の一つである「徘徊」は、本人だけでなく家族にとっても大きな不安となります。道に迷ったり、事故に遭ったりする危険性があるため、迅速な対応が不可欠です。
    この課題を解決するための一つの有効な手段が、GPSを活用した見守りサービスです。中でも、iTSUMOは、徘徊対策に特化したサービスとして約10年前から提供しています。iTSUMOのGPS端末は、普段履きの靴に取り付けることができるなど、持ち運びが簡単で、利用者の現在地を家族や支援者が把握することができます。
    また、iTSUMOのアプリをうまく活用することで、単に位置情報を確認するだけでなく、事前に設定したエリアから外れた場合に通知を送る機能や、履歴情報を確認できる機能なども備えています。これら機能により、利用者の状況を詳細に把握することができ、見守る側の負担を軽減します。

    認知症基本法が目指す「共生社会」の実現には、このようなテクノロジーの活用が不可欠です。iTSUMO(いつも)のようなGPSサービスは、当事者の自由な行動を尊重しながら、いざという時のリスクを減らすことができます。これは、認知症の人々の「希望」を支えるための具体的な手段となっています。

    認知症と共に生きる社会へ

    認知症基本法の施行と、それに伴う様々な技術やサービスの普及は、認知症を取り巻く社会の意識を変えつつあります。
    認知症は特別な病気ではなく、誰もがなり得るものとして理解が進んでいます。
    少子高齢化の影響もあり、2025年には高齢者の5人に1人が認知症になると言われています。
    一方で、認知症基本法ではより具体的なことについては明記されておらず、今後、各自治体などがわが町の実情に即した「事業」として落とし込みを行っていくという段階です。
    このコラムでも今後の「動き」についてはお届けしていきたいと思います。

    iTSUMO(いつも)のようなGPSサービスは、徘徊という特定の課題を解決するだけでなく、認知症の人々が安心して地域社会で生活するための重要なツールになりえると考えており、今後も、法律が目指す「誰もが生きやすい共生社会」の実現のため、弊社も努力していきたいと思います。

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      新オレンジプランと認知症徘徊対策

      政府が推進する「新オレンジプラン(認知症施策推進総合戦略)」は、団塊の世代が75歳以上となる2025年を見据え、認知症の人の意思が尊重され、できる限り住み慣れた地域のよい環境で自分らしく暮らし続けることができる社会の実現を目指し「認知症になっても安心して暮らせる社会の実現」を目指す取り組みです。
      そのために、地域包括ケアの充実や医療・介護体制の整備だけでなく、徘徊などの行動に対して地域全体で見守る仕組みづくりを進めています。
      特に「行方不明事案の早期発見・対応」は重要課題の一つとして位置づけられています。
      新オレンジプランと認知症の徘徊対策

      認知症と徘徊の課題

      認知症の方は記憶や判断力の低下により、自宅や施設から外に出て迷子になるいわゆる「徘徊」が起こることがあります。
      警察庁の統計では、毎年1万8千人以上の認知症の行方不明者が保護願を出されており、そのうち数百名は不幸な結果となっています。またその人数も年々増加しており10年前と比較すると約2倍以上となっています。
      徘徊はご本人の生命に危険を及ぼすだけでなく、家族の精神的・身体的な負担も大きいため、社会全体での支援が必要です。

      GPSによる徘徊対策

      こうした課題に対応する有効な手段の一つがGPS機器の活用です。
      GPS活用のメリット
      1.位置情報の把握:スマートフォンやパソコンから現在地を確認できる
      2.早期発見:徘徊時に迅速な対応が可能
      3.家族の安心:外出を完全に制限することなく見守れる
      4.自治体の支援:一部の自治体ではGPS端末の貸与や利用料助成を実施
      5.介護保険併用:現在の介護保険制度下でも併用が可能で、次期改正時には正式にGPS機能が介護保険で認められる見込みです。

      介護保険機能としてGPSが認められることで、iTSUMO(いつも)もより一般の方に身近に感じていただけるようになるのではないかと考えています。

      新オレンジプランとGPSの連動

      新オレンジプランの実践では、自治体が主体となって、地域包括支援センターや自治体、警察、民間企業などが連携し、徘徊SOSネットワークを形成している事例が多くあります。
      このネットワークにGPSを組み合わせることで、発見や保護のスピードが格段に向上します。
      iTSUMO(いつも)を使用できる自治体もあります。

      GPS機器をSOSネットワークで運用することで、
      家族がGPSで位置情報を確認⇒発見が難しい場合は自治体の「徘徊SOSネットワーク」に情報提供⇒地域住民や警察と連携して早期発見へ
      といった流れが整備されます。
      こうして地域で安心して暮らせるようになるというわけです。
      徘徊SOSネットワークとは?(詳しく見る)>

      まとめ

      「新オレンジプラン」において認知症徘徊対策は重要な柱であり、その中で GPSの活用は『欠かせない存在』になりつつあります。
      技術と地域の支えを組み合わせることで、認知症の方が尊厳を保ちながら安全に暮らせる社会の実現に近づいていくでしょう。
      iTSUMOのGPSも事業開始から約10年、おかげさまで累計3万人近い方にご利用いただいてまいりました。今後ますますその重要性は増すものと思われ、これまで通り懇切丁寧に1件1件「使いこなす」ということを続けていきたいと考えています。

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        新オレンジプランとは?

        新オレンジプランとは、日本政府(関係12省庁)が2015年に策定した 認知症施策推進総合戦略の愛称です。
        高齢化が進む中で、認知症の人は今後ますます増加すると見込まれており、社会全体で支える仕組みが必要とされています。
        日本政府は従来の施策を見直し、認知症になっても安心して暮らせる地域を目指して、医療・介護だけでなく地域を単位として、家族・本人の尊厳 を守ることを目的に作られたのが「新オレンジプラン」です。

        厚生労働省の新オレンジプランの概要(PDF)はこちら>

        基本的な考え方

        新オレンジプランの基本的な考え方としては以下の通りとなります。
        ・認知症になっても安心して暮らせる社会の実現
        ・本人の意思の尊重と尊厳の保持
        ・地域包括ケアシステムとの連携
        となっており、認知症になると鍵をかけて閉じ込めるなどの虐待行為が当たり前であったものを、本人の尊厳を守り、地域全体で見守ることができる社会を作り出していくというものです。

        7つの柱

        新オレンジプランでは、以下の7つを重点施策としています。
        1.普及・啓発
        認知症に対する理解を広げ、偏見をなくす取り組み(認知症サポーター養成など)
        2.予防
        生活習慣病の改善や運動習慣による発症予防・進行抑制
        3.医療・介護サービスの提供
        早期診断・早期対応、専門医療機関や介護サービス体制の強化
        4.若年性認知症への支援
        就労や生活の継続支援や介護者への支援
        5.家族や介護者の負担を軽減する仕組みづくり
        6.徘徊などへの対応(SOSネットワーク整備)
        地域全体での見守り体制、警察や自治体との連携、GPS活用など
        7.研究開発・産業振興・人材育成

        治療法の研究や介護人材の育成
        つまり「新オレンジプラン」は、単なる医療・介護政策ではなく、 社会全体で認知症の人を支えるための総合戦略 なんです。

        新オレンジプランとiTSUMOの関係

        アーバンテックはちょうど2015年から事業を開始しており、認知症施策の一翼を微力ながら担わせていただいております。
        ただ、2015年当時はまだ認知症の理解も低く、現代のように当事者の能力の活用はおろか、声を聴くということも十分ではなく、ともすれば過剰な保護が行われることもありました。それでも鍵のかけられた部屋に閉じ込められていた過去と比較すると、対応は改善させてきていたという印象です。
        こうして国が方向性を示すことは重要で、2000年に介護保険が施行された当時は想定もできなかった認知症患者の急増や、それに伴う諸課題の解決に、奔走していたという時代ですね。
        iTSUMO発売当初ケアマネさんの反応はすこぶる悪く、「機械で見守りなんて・・・」「介護は人がするもの・・・」という声が多く聞かれました。
        しかし最前線で介護しているご家族からは「待っていました!」という反応をいただきました。
        「新オレンジプラン」が普及していく過程で、認知症への理解、徘徊への理解、徘徊する方の家族の心情の理解なども進み、iTSUMOのGPSが有効であることが徐々に評価されていったという経緯があります。
        そいう言う意味ではこの「新オレンジプラン」とiTSUMOは一緒に成長(普及)してきたと言えるのかもしれません。

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          認知症で徘徊している可能性のある方を見つけたら?

          かつては街を歩けば子供たちの遊ぶ声が聞こえてきましたが、最近では高齢者の姿が目立つようになり少子高齢化が進んでいると実感します。
          さて、街中で認知症の方が徘徊しているのを見かけたことはあるでしょうか?またその方に声をかけた経験があるという方は、まだ少ないのではないでしょうか。
          今回は、もしも街中で認知症で徘徊している可能性のある方を見つけたらどうしたらよいのかについて考察していきます。

          1.徘徊している方の見分け方・・・

          まず見た目で判断できる場合もあります。
          例えば、夏なのに冬服を着ているなどの異常な服装の方もあれば、きれいに正装されていて、一見すると全くわからない方など、その方によって徘徊している方の服装は全く異なります。
          どう見分けるかはとても難しく、特徴としてはまっすぐ一点だけを見つめて険しい表情で歩いている方が多いという傾向があります。

          また、逆に不安そうにキョロキョロと周囲を見回しながらウロウロされていることもあります。
          これは、外出してすぐは目的をもってまっすぐ進んでいくのですが、途中で行き先がわからなくなったり忘れたり、見覚えのないところに来て不安になるという心境からこのような行動になることが多いです。

          2.声をかけるタイミングと方法・・・

          声をかけるタイミングは、不安そうにされているときです。
          険しい表情や急ぎ足で歩いている場合は、逆に声をかけるのを控えた方が良いでしょう。
          まずは、落ち着いた声で、「こんにちは、大丈夫ですか?」や「どこへ行かれるのですか?」など、優しく声をかけることが重要です。

          また、声をかける際には、相手の安全を第一に考え、無理に引き止めたり、急かしたりしないよう注意しましょう。
          もし相手が混乱している様子であれば、無理に話を続けるのではなく、周囲の安全を確保しつつ、必要に応じて専門機関や警察に連絡することも検討してください。

          3.声をかけた後どうしたら良いのか・・・

          会話の中で、徘徊であることを確信されたら迷わず警察に連絡してください。
          その際、どちらの方向から歩いてこられたのかなどできるだけ具体的な情報を提供していただけるとご家族につながる可能性が高くなりますのでよろしくお願いします。

          本人には、「警察に道を聞いてみましょう」などと警察につなぐことをスムーズに理解してもらえるように話してください。突然目の前に警察の方があらわれて連行されたら誰しも嫌ですから。
          あとは警察の方にお任せしてあなたの時間に戻ってください。

          4.早期発見・早期保護のためにご協力を

          認知症で徘徊し、仮に保護されずに丸1日経過すると、季節にもよりますが生存率が大きく低下します。
          5日間保護されないと生存率はほぼゼロになると言われており、とにかく早期の発見・保護が重要です。
          認知症で徘徊する方をご家族に持つと、毎日が心臓に悪いことの連続です。救急車やパトカーの音に過剰に反応したり、常に不安が襲い睡眠不足になったり、ストレスから体調を崩すケースもとても多くみられます。
          もし、あなたの周囲にそのような悩みを抱えたご家族がいる場合は、まず専門家に相談することを強くおすすめします。一人で抱え込まず適切な支援を受けることが何よりも重要です。
          今後も高齢者の増加に伴い、認知症や徘徊される方も増えていく見込みです。また、以前のように認知症になったら家に閉じ込める という対応も見直されつつあり、GPS機器等を活用することで徘徊があっても外出できる環境が整いつつあります。
          例えば、iTSUMO(いつも)をご利用いただいた方の中には、従来は鍵をかけて24間監視していたのをやめ、iTSUMO(いつも)のGPSで見守ることで平穏な日常を取り戻したケースも多くあります。
          ただし、iTSUMO(いつも)には安全を守る機能はありません。事故にあう可能性は外出している以上常にあり、道案内の機能もありませんので、ご家族がそこは理解したうえでお使いいただくことが重要です。
          もしも、認知症で徘徊している可能性のある方を見つけたら・・・あなたのちょっとした勇気が一人の命を救うだけでなく、そのご家族の未来にも大きな影響を与えることがあります。
          声をかけることは勇気のいる行動ですが、その際にはまず警察に連絡し、職務質問をお願いする方法もご検討ください。
          早期発見・早期保護のために、ご協力をよろしくお願いいたします。

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            iTSUMO(いつも)と福祉用具店のやさしい関係「あの店に行けば、きっと安心」

            商店街の一角にある、ちょっと懐かしい雰囲気の福祉用具店。
            店先には杖や歩行器が並び、奥からはスタッフさんの笑い声が聞こえてきます。
            ここは、地域の高齢者やそのご家族にとって、ただの「道具屋さん」ではありません。
            「困ったときに相談できる場所」「誰かが話を聞いてくれる場所」~そんな温もりが詰まった場所です。

            福祉用具店が地域の人たちにとって何よりの安心の存在に

            最近、このお店で人気なのが「iTSUMO(いつも)」という見守り機器。靴に取り付ける小さなGPS端末で、外出中の居場所をスマホで確認できる優れものです。
            認知症の方の徘徊対策として注目されていて、介護保険を使ってレンタルできるんです。
            でも、機械が苦手な方にとっては「GPSって難しそう…」という不安も。

            そんなときこそ、福祉用具店の出番です。
            「おばあちゃんの靴に合うサイズ、いっしょに選びましょうか」
            「スマホの設定、ここで一緒にやりましょう」
            「もし夜中に通知が来たら、こうすれば安心ですよ」
            スタッフさんは、まるで家族のように寄り添ってくれます。
            使い方の説明だけでなく、生活の中でどう活かすかまで一緒に考えてくれる。その姿勢が、地域の人たちにとって何よりの安心につながっています。

            見守りは人の手、人の心があってこそ、「安心」に

            別のある日、店内でこんな会話が聞こえてきました。
            「この前、iTSUMO(いつも)のおかげでおじいちゃんがすぐ見つかってね。ほんと助かったよ」
            「それはよかった!次は、いろんな機能も試してみましょうか」
            -このやりとりに、iTSUMOの本当の価値が詰まっている気がします。
            機械だけではなく、人の手、人の心があってこそ、見守りは「安心」になるのです。
            もし、家族のことで少しでも不安があるなら、まずは近くの福祉用具店を訪ねてみてください。

            iTSUMOを扱う福祉用具店は、単なる販売店ではなく、地域の人々の暮らしを支える“見守りステーション”のような存在です。
            ちょっとした不安や悩みを相談できる場所として、もっと多くの人に知ってもらいたいです。
            そこには、あなたの話を聞いてくれる人が、きっと「いつも」います。

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              認知症GPS運用時のダメ五原則とは?

              GPS端末は万能ではない・・・
              近年、認知症の方々の徘徊対策と自立支援のために、GPSを活用した見守りシステムが注目されています。特に、iTSUMO(いつも)のGPSは、多くのご家庭や介護現場で導入されています。
              しかしながら、技術の進歩に伴い、「機械任せ」になりすぎてしまう危険性もあります。
              そこで今回は、認知症徘徊GPSの運用における避けるべき「ダメ五原則」について解説し、より良い見守りのあり方を考えてみたいと思います。

              1.充電を怠ってしまうこと

              GPS端末の導入時に、一番気を付けないといけないことが、運用時のバッテリー切れになります。
              いざ使いたいという時にバッテリーが切れているとGPS検索をしても位置情報が取れません。

              iTSUMO(いつも)の場合は、バッテリーの充電忘れを防止するために以下のような提案をさせて頂くことがあります。
              ・毎日決まった時間に充電する習慣をつける
              ・充電する役割を決めておく
              ・介護サービスにお願いする(デイサービスやヘルパーさんなど)

              2.装着位置が変わること

              GPS端末は持ち出していただけないと意味がありません。しかし、衣服のポケットなどに入れて運用すると、シャツやズボンなどその日によって違うものを身につけられると、持ち出されずに外出する可能性が非常に高いのでリスクが発生します。
              そこで靴・ベルトなど外出時に身に着ける可能性が高い場所に装着してもらうようにしています。

              iTSUMO(いつも)の場合は、導入いただく時に福祉用具店の担当と装着位置についてしっかりとご相談いただいてから運用を開始しています。

              3.機械任せにしてしまうことの危険性

              GPSシステムは、確かに便利で効果的なツールです。しかし、使いこなすにはルールをしっかりと理解し、頼りすぎることがないようにしないと、本人の尊厳や自立心を損なう恐れがあります。例えば、GPSで常時位置情報を確認するなど、本人の声や意志を無視した見守りになってしまうケースです。技術はあくまで補助であり、最終的な判断や対応は人間が行うべきで、決して監視のためのツールではありません。

              iTSUMO(いつも)の場合、説明・設置・設定を地域の福祉用具店が行い、デジタルとアナログの共存がiTSUMOを使いこなす唯一の方法であることをご家族に理解してもらってから納品させていただいています。

              4.一方的な監視になってしまうこと

              次に、「監視」だけに偏った運用も問題です。本人のプライバシーや尊厳を尊重しながら、必要なときにだけ情報を活用するバランスが求められます。過度な監視は、本人の自由や安心感を奪い、逆に不安やストレスを増やす原因となります。監視されていると本人が感じると、余計にそこから逃れようと外へ出ようとしたりする場合もあり、ご家族がゆったり過ごすということがとても重要です。

              iTSUMO(いつも)の場合、例えば必要に応じてエリア設定を行い「散歩」エリアから「徘徊」エリアに出たときにだけお知らせをするなど、ご家族や本人の日常生活にできるだけ干渉しないような設定を行います。

              5.過信してしまうこと

              最後に、過信してしまうことも避けるべきです。GPSは非常に便利なツールですが、万能ではありません。電波状況やバッテリーの消耗、誤差などにより、位置情報が正確でない場合もあります。
              また、実際に徘徊がおこったときにも「位置がわかる」だけであり、お迎えはご家族がいかないといけません。
              そのため、「GPSだけに頼る」のではなく、他の見守り手段やコミュニケーションも併用し、総合的な見守りを行うことが重要です。
              iTSUMO(いつも)の場合、役割分担を関わる全ての方と相談して決め、それぞれが少しずつ役割を担うことで、大きな負担になることを避け、みんなで見守るという意識付けを行っています。

              まとめ

              これらの「ダメ五原則」を踏まえ、認知症の方々の尊厳とご家族の安心を両立させる見守りのあり方を模索することが求められます。GPSなどの技術はあくまで補助として活用し、本人の声や家族・介護者の配慮を忘れずに運用することが、より良いケアにつながるでしょう。
              iTSUMO(いつも)はそんな「やる気」のあるご家族をサポートする機器です。決して一人で抱え込まずにみんなでシェアして安心介護を行っていきましょう!

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                福祉用具展示場ってどんなとこ?

                みなさんは「福祉用具展示場」という場所をご存じでしょうか。
                全国各地に設けられている展示場は、介護や福祉に関心のある方々が自由に訪れ、最新の福祉用具を実際に「見て・触れて・体験できる」場として開かれています。
                介護ベッドや車いす、歩行を助ける杖やシューズ、入浴や排せつをサポートする用具など、日常の暮らしを少しでも快適にする工夫が凝らされた製品が一堂に会しています。

                福祉用具展示場の魅力は「体験」ができること

                福祉用具というと「介護が必要になったら利用するもの」という印象を持たれる方も多いかもしれません。しかし展示場に足を運ぶと、そのイメージはきっと変わります。
                便利さや快適さを高める工夫は、高齢者や障がいのある方だけでなく、けがや病気の回復期にある方、さらにはご家族にとっても役立つものばかりです。
                たとえば軽量で扱いやすい車いすは、力の弱い方でも動かしやすく、外出の楽しみを広げてくれます。立ち上がりを助ける椅子や転倒を防ぐシューズは、普段の生活をより安全にしてくれる道具です。
                展示場の最大の魅力は、パンフレットや写真では伝わらない「体験」ができることです。製品を実際に試すことで、その操作のしやすさやサイズ感、使用感を肌で感じられます。また多くの展示場では専門スタッフが常駐しており、「自分に合った用具はどれか」「介護保険を使うとどうなるのか」といった疑問にも丁寧に答えてくれます。見学だけでも歓迎してくれるので、まだ介護に直面していない方でも気軽に訪れることができます。

                iTSUMO3(いつもスリー)も多くの展示場で体験できます

                もちろん!私たちの認知症徘徊GPS・徘徊感知機器「iTSUMO3(いつもスリー)」も全国の多くの展示場に展示していただいています。iTSUMO3(いつもスリー)は、認知症の方の外出や徘徊による行方不明を防ぐために役立つGPS端末です。小型で軽量ながら、位置情報をスマートフォンなどからすぐに確認できるため、ご家族に大きな安心をもたらします。展示場では実際に手に取っていただけるので、そのサイズ感や操作の簡単さを確かめていただけます。

                今までで印象に残っている福祉用具展示場

                さて展示場ですが、とりわけ印象に残っているのが、沖縄や金沢の展示場です。
                沖縄の展示場では、地域の明るくおおらかな雰囲気のなかで相談が進み、海風を感じるような開放感もありました。ご家族が一緒に訪れて、「祖父母のためにどんな用具がいいか」と和やかに話し合うことができる、そんな印象でした。展示場そのものが、家族の絆を深める場になっていると感じた瞬間です。
                一方、金沢の展示場では、伝統と文化が息づく街ならではの落ち着いた雰囲気が漂っていました。担当スタッフの方々もきめ細やかな説明をしてくださり、来場者がじっくりと比較・検討できる環境が整っていました。北陸の冬を見据えた防寒や安全対策の工夫が多く見られるのも特徴で、地域ならではの生活スタイルに寄り添った福祉用具の提案がなされていました。こうした地域ごとの特色は、展示場を訪れる楽しみのひとつでもあります。

                介護が必要になる前に一度訪れてみてください

                福祉用具展示場は、介護が必要になってから訪れる場所ではなく、むしろ元気なうちに見ておくことをおすすめします。「こんな便利なものがあるのか」と新しい発見があり、将来への備えや安心につながります。また、ご家族と一緒に見学することで「もし介護が必要になったときは、これを使えばいいね」と前向きな話し合いのきっかけにもなるでしょう。
                介護や福祉に関する情報は、なかなか普段の生活では触れる機会が少ないものです。だからこそ、全国の展示場は「暮らしを支える知恵やヒントが集まる場所」として、もっと多くの方に知っていただきたいと考えています。展示場を訪れることで、生活を少しラクに、少し楽しくする工夫に出会えるかもしれません。そしてその中でイツモ3を実際に見ていただければ、私たちが大切にしている「見守る・感じる・そばにいる」という想いを、きっと感じていただけるはずです。
                ぜひ、みなさんもお近くの福祉用具展示場に足を運んでみてください。そこには、新しい発見と安心、そして笑顔をつなぐ出会いが待っています。

                iTSUMO3が展示されている展示場(順不同)

                茨城福祉用具展示ホール
                愛媛県総合社会福祉会館 「福祉用具展示場」
                大分県社会福祉介護研修センター
                大阪府社会福祉会館1F 福祉用具展示コーナー
                岡山県きらめきプラザ
                岡山県くらしき保健福祉プラザ展示場
                沖縄県介護実習・普及センター
                金沢福祉用具プラザ
                北九州市立 介護実習・普及センター
                岐阜県介護研修センター
                京都「スマイルケア」大展示場
                高知県社会福祉協議会 いきいきライフ推進課 福祉用具展示コーナー
                滋賀県社会福祉協議会 滋賀県福祉用具センター
                社会福祉法人青森県社会福祉協議会 福祉人材課 介護啓発・福祉機器普及センター
                東京都板橋区おとしより保険福祉センター
                なごや福祉用具プラザ
                奈良県営福祉パーク内福祉住宅体験館
                兵庫県但馬長寿の郷(すこやかセンター)
                福岡市介護実習普及センター
                福島県介護実習・普及センター福祉機器展示室
                北海道札幌市社会福祉協議会福祉用具展示ホール
                山梨県立介護実習普及センター

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                  徘徊SOSネットワークとは?

                  認知症の方は、とつぜん外出して道に迷ってしまうことがあります。これがいわゆる徘徊です。本人には目的があるのですが、周囲からは「問題」としてとらえられてしまうことが多いです。
                  特に夜間や悪天候時、また交通量の多い地域では命の危険にもつながります。
                  こうした事態に迅速に対応するため、多くの自治体が導入している仕組みとして「徘徊SOSネットワーク」があります。
                  これは、行方不明となった認知症高齢者を地域ぐるみで探す体制で、自治体や警察、消防、地域住民、商店、交通機関、介護事業者などが連携し、情報共有しながら発見・保護を行います。
                  定期的に徘徊訓練などを実施している自治体もあり、ぜひ積極的に参加してみてください。

                  徘徊SOSネットワークとはどういう仕組みか?

                  1.利用希望の自治体住民があらかじめ申請し、自治体はデータベースとして登録します。行方不明事案が発生した場合、自治体に連絡することで以下のように情報提供を行います。

                  2.家族や介護施設が自治体の担当窓口に「行方不明になった」と通報します。

                  3.あらかじめ「徘徊SOSネットワーク」に登録している商店、介護事業所、交通機関、地域ボランティアなどに、メールやFAXで特徴・服装・最終目撃情報などが一斉送信されます。

                  4.情報を受け取ったメンバーは、自分の活動範囲で捜索を行い、対象者を見かけたらすぐに通報します。

                  5発見・保護した場合、迅速に警察や家族と連携し、安全を確保します。

                  認知症徘徊GPSとの連動はどうなっているのか?

                  近年、この「徘徊SOSネットワーク」はGPS見守り端末と組み合わせて運用されるケースが増えています。
                  ・GPS端末の位置情報を家族だけでなく、自治体や警察も一緒に確認し、その情報をもとに捜索をします。

                  ・「徘徊SOSネットワーク」参加者にも(個人情報に配慮した上で)おおよその場所を共有することで、保護の依頼を出します。

                  ・SOSボタン連携
                  一部GPS端末にはSOSボタンがあり、本人が押すと家族等に位置情報を通知する仕組みがあります。
                  iTSUMO(いつも)と連携している自治体もあり、情報共有を行うことでスムーズに保護ができています。

                  徘徊SOSネットワークとGPS連動のメリットは?

                  ・捜索の初動が早い
                  目撃情報だけに頼らず、位置情報を活用できるため、最初の捜索範囲を絞り込めます。

                  ・夜間や人通りの少ない地域でも発見可能性が高まる
                  目撃者がいない場所でも、GPSがあれば居場所の目安がわかります。

                  ・警察や消防の出動効率が向上
                  広範囲を手当たり次第探すのではなく、ピンポイントで動けるため、救出までの時間短縮が期待できます。

                  iTSUMO(いつも)の場合、導入時にきっちり役割分担を決めてから使用していただくので、「徘徊SOSネットワーク」に依頼することも少なく、ご家族が保護できています。しかし、万が一の時にセーフティネットは多いに越したことはなく、登録をおススメしています。

                  利用するにはどうすればいい?

                  1.地域包括支援センターや自治体に相談
                  お住まいの自治体が「徘徊SOSネットワーク」事業を実施しているか確認します。

                  2.事前登録
                  認知症と診断された方、または徘徊の恐れがある方の情報(写真・特徴など)を登録します。

                  3.GPS端末の導入
                  自治体によっては無料または低額でGPS貸与している場合があります。

                  GPS端末の貸与サービスがない場合や、使用方法が難しいと感じた場合、iTSUMO(いつも)をご検討ください。全国対応可能で、地域の担当福祉用具店が丁寧に説明させていただきます。

                  注意すべきポイントは?

                  ・位置情報の共有範囲の確認:誰にどこまで共有されるのかを事前に把握しておく(個人情報の漏洩)

                  ・服装の確認:行方不明時の服装は必ず聞かれるので、日頃から意識しておく

                  ・バッテリー管理:GPS端末は充電式のものが多いので、災害や停電時にも使えるよう、予備電源を確保しておく

                  iTSUMO(いつも)の場合、取り付け位置によってGPS端末それ自体が目印にもなるようにしてあり、捜索時に有効です。

                  まとめ

                  徘徊SOSネットワークは、地域全体で高齢者を見守る強力な仕組みです。これにGPSを連動させることで、発見までの時間短縮や安全確保の確率が大きく向上します。
                  「もしも」のときはいつ訪れるかわかりません。最近は要介護認定を受ける前の方が突然行方不明になり保護されるという事例が増えています。そうなる前にいざという時に迅速に動けるよう、早い段階で地域包括支援センターや自治体に相談しておきましょう。
                  残念ながら現在、自治体によっては、そういった取り組みが一切ないというところもあります。その場合もあきらめず、iTSUMO(いつも)にご相談・ご検討ください。

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                    認知症の徘徊対策!自治体のGPS機器貸与サービスとは?

                    認知症の徘徊に備える「GPS機器貸与サービス」とは?
                    認知症の症状のひとつに「徘徊」があります。本人は目的があって歩いているつもりでも、方向感覚を失い、知らない土地に迷い込んで自宅に戻れないことも少なくありません。
                    そのリスクを減らすために、多くの家族が導入を検討するのがGPS見守り機器です。

                    実はこのGPS機器、自治体によっては無料または低額、もしくは助成してもらい貸し出すという制度があることをご存知ですか?
                    この記事では、「GPS機器貸与サービス」の概要から申し込み方法、利用のメリットや注意点まで、わかりやすく解説します。

                    そもそも「GPS機器貸与サービス」とは?

                    自治体が認知症の高齢者やその家族を支援する目的で、GPS機器端末を貸し出すサービスです。
                    これにより、本人が徘徊してしまった場合でも、スマートフォンやパソコン等で現在地を把握し、早期に発見・保護することが可能になります。

                    「GPS機器貸与サービス」の特徴
                    1.自治体が契約しているGPS事業者の機器の貸し出ししてくれます
                    2.利用料・機器代が無料または一部補助されます
                    3.専用アプリやWeb上で居場所を確認することができる

                    「GPS機器貸与サービス」の利用対象者は?
                    各自治体によって若干異なりますが、一般的な条件は以下のようなものです
                    1.市区町村内に住民登録があること
                    2.認知症または認知症の疑いがある高齢者で、徘徊の恐れがある

                    3.在宅介護中または独居の高齢者
                    4.本人や家族がサービス利用に同意していること

                    ご利用までの流れ(一般的な手順)

                    1.地域包括支援センターや自治体窓口に相談
                    まずは地域包括支援センターや自治体の介護福祉課等(自治体により名称は様々)に相談。対象者かどうか確認します。
                    iTSUMO(いつも)の貸し出しができる自治体もあります。

                    2.申請書の提出
                    必要書類(申請書・同意書など)を記入し、提出します。

                    3.サービス内容の説明・契約
                    GPS機器の種類や使い方、利用規約などの説明を受けます。場合によっては、事業者との簡単な契約もあります。
                    iTSUMO(いつも)の場合、担当福祉用具店がご自宅まで伺い、丁寧にご説明させていただきます。

                    4.端末の受け取り・設定
                    機器が手渡される場合と、委託業者が初期設定・使用方法の説明してもらえる場合などがあります。
                    iTSUMO(いつも)の場合、担当福祉用具店がご自宅まで伺い、設定や設置を行います。

                    5.サービス開始!
                    日常的な見守りが始まります。位置情報はスマートフォンやパソコンから随時確認可能です。
                    iTSUMO(いつも)の場合、役割分担を福祉用具店がご提案させていただきます。

                    「GPS機器貸与サービス」の主なメリット

                    1. 金銭的負担が少ない
                    市販のGPS機器は本体価格+月額通信費がかかりますが、貸与サービスは無料または月数百円程度で利用できるケースが多く、家計に優しいです。
                    2. 災害や非常時にも安心
                    GPSがあれば、地震や台風で離れ離れになった場合にも、居場所を把握できる可能性があります。
                    3. 地域連携がしやすい
                    自治体によっては「徘徊SOSネットワーク」と連携しており、GPS情報を活用した地域ぐるみの捜索体制が整っている場合もあります。

                    4. 機器の交換・故障時も安心
                    万が一の故障やバッテリー不良にも、自治体が対応窓口となるため、自己負担で買い直す必要がありません。ただし、使用方法によっては実費がかかる可能性もあります。

                    注意点・確認しておきたいこと

                    利用期間や更新ルール:期間制限がある自治体もあります。更新の必要があるか事前に確認しましょう。
                    位置情報の精度:建物内や地下では精度が落ちることがあります。複数手段の併用が理想です。
                    家族の協力が必要:GPSはあくまで補助ツール。日常の声かけや見守りとの併用が効果的です。

                    GPS貸与サービスはすべての自治体で実施されているわけではありません。
                    まずは「〇〇市 認知症 GPS 貸与」などのキーワードで検索するか、お近くの地域包括支援センター・自治体の護福祉課等に直接問い合わせてみましょう。
                    サービスによっては、機器について丁寧な説明が受けられない場合もあります。使いこなせないと判断された場合、iTSUMO(いつも)の利用をご検討ください。

                    まとめ

                    GPS機器貸与サービスは、認知症による徘徊の不安を少しでも軽減し、家族と本人の安心を支える大きな力になります。
                    高価な機器を買わなくても導入できるこの制度を、活用しない手はありません。
                    まずは相談から。
                    「備え」から「安心」への第一歩を、今、踏み出してみませんか?
                    お住まいの自治体でGPS機器貸与サービスがない場合、介護保険併用でのiTSUMO(いつも)の利用をご検討ください。

                    認知症の徘徊見守りGPS iTSUMOについて問い合わせる

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                      地震・豪雨・停電時に認知症徘徊GPSは使えるのか?災害時の備え

                      災害時こそ不安が増す「認知症の徘徊リスク」
                      近年、地震や台風・豪雨など自然災害が全国で頻発しています。こうした非常時には、環境の急激な変化や不安から、認知症の方が順応できずに徘徊してしまうケースが増えます。
                      避難所にいても、自宅を探して出て行ってしまったり、避難の途中で行方不明になってしまったりすることもあります。

                      そんな時に頼りになるのがGPSを始めとした見守り機器ですが、本当に災害時に使えるのか?という疑問を持つ方も多いことでしょう。
                      そこで今回は、災害時にGPSが使えるのかどうか、また今のうちに準備しておくべきことをまとめてご紹介します。

                      災害時、GPSは使えるのか?
                      結論から言うと、条件付きで使える場合が多いといえます。
                      GPS機器が使えるかどうかは、以下の要素に左右されます。

                      1.通信インフラが被害を受けていないか

                      多くのGPS機器は、取得した位置情報をスマホ等に送る際に、携帯電話回線(4G LTE)を使っています。そのため、地震や台風で通信インフラが破損等すると、位置情報の送信ができません。
                      iTSUMO(いつも)の場合はNTTドコモの回線を使用しているため、復旧工事を待たなければいけません。ただし、仮復旧のために移動型基地局などの設備も完備しており、比較的早期に復旧しています。

                      2.GPS機器自体が壊れていないか

                      災害時の混乱で大きな衝撃や圧迫・水没などがあると、GPS機器が破損する可能性があります。
                      仮に通信インフラが被害を受けて通信できなくても、GPS衛星の信号を受信する機能自体は内蔵バッテリーで行える機器が多いので、停電中でも位置情報の取得は行っています。
                      ただし、その情報をスマホ等に送ることができないので、機器内部で一定数保存している状態になる機器が多いです。そして、通信が回復するとたまっていた情報を一斉に送信する仕組みになっています。
                      iTSUMO(いつも)の場合は、専用カバーで使用することで、衝撃から守ることができ、また防水防塵性能が高く、水没での故障も防ぐことができます。

                      3.バッテリーが切れていないか

                      GPS端末は内蔵バッテリーで稼働するものがほとんどですので、停電時も使用可能です。しかし充電ができないので、バッテリー残量が非常に重要になります。
                      そのため普段から、バッテリー切れを防ぐ運用が求められます。

                      iTSUMO(いつも)の場合、バッテリー残量通知があるので、充電忘れを防ぐことができます。また、満充電で、1日の稼働が2から3時間程度の場合、約1週間持ちますので、停電が復旧するまで持たせることができる可能性が非常に高いです。


                      災害時に備えて「事前にやっておいたら役に立つこと」

                      1.モバイルバッテリーを常備!

                      GPS端末や見守り用スマートフォン用に、大容量のモバイルバッテリーを(できれば複数)用意しましょう。そして、モバイルバッテリーの充電も定期的にチェックすることが大事です。
                      災害時にはコンセントが使えないため、電源確保が生命線になります。

                      2.ローエネルギー型GPS端末を選ぶ!

                      製品によってはバッテリーが1週間以上持つタイプもあります。ただし、カタログ上のスペックだけでは判断できない点には注意です。
                      特に、GPS機器は電波環境や動作の回数によって極端にバッテリー持ちが悪くなる場合もあり、使用される前に専門家にご相談されるのがおススメです。
                      iTSUMO(いつも)の場合、アーバンテックだけでなく、担当福祉用具店が実際に地域の事情も加味したうえでご相談に乗ることもできます。また、レンタルですので万が一の場合も解約金など必要ありませんので、お気軽にお試しいただけます。

                      3.家族・近隣との「災害時ルール」共有

                      あらかじめ「災害時は○○さんの家に避難する」「GPSが動かなくなったら△△を探す」など、家族内ルールを共有しておくと行動がスムーズになります。
                      iTSUMO(いつも)の場合、事前に役割分担を行っていただきます。

                      4.ケアマネジャーや、福祉用具店など介護サービス事業者との「災害時ルール」共有

                      上記の「災害時ルール」は、ケアマネジャーや、福祉用具店といった介護サービス事業者とも共有しておくことがとても大事です。

                      5.自治体の「徘徊SOSネットワーク」に登録

                      一部自治体では、徘徊高齢者の捜索ネットワークがあります。登録しておくだけで、いざというときの助けになります。
                      iTSUMO(いつも)の場合も、万が一に備えて、セーフティーネットを何重にもしておくことをおススメしています。


                      まとめ:GPSは“備えてこそ”活きる災害対策ツール

                      認知症徘徊を見守るためのGPS機器は、もちろん万能ではありませんが、災害時にも「通信」と「電源」が確保できれば非常に頼りになるツールです。
                      とはいえ、非常時には何が起こるかわかりません。
                      弊社には「地震等災害で利用者が、がれきや土に埋まってしまった場合に発見できますか?」というお問い合わせも届いています。徘徊だけでなく、万が一の時に早期発見するためのツールとしても、備えておくことが重要です。
                      大切な家族を守るために、日頃からの準備と見直しを習慣にしましょう。

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                        認知症徘徊GPSを導入する前に知っておくべきこと

                        認知症徘徊でGPSを導入する前に・・・
                        GPSは認知症の徘徊対策にはとても有効なのですが、使いこなせないとただの箱になります。

                        1.どこにGPSを所持してもらおうか・・・

                        GPS端末はとても小さいのですが、認知症のご利用者様に常に持って出てもらうことが難しく、(忘れてしまって持って行ってくれない)必ず持って外出してらえるような設計や工夫がされているGPS端末を選ぶことが重要です。
                        iTSUMO(いつも)は、専用のカバーが付属しており、今履いている靴の甲に取り付けることができます。

                        2.誰がスマホ等で探そうか・・・

                        GPS端末はそれ単体では使用できず、スマホなどで情報を受け取ることで初めて位置情報がわかります。そのため、スマホなどを操作できる方が必要になります。ご家族のだれがGPSで位置検索をするか、またはご家族全員でGPSで位置検索をするかなど、誰がスマホで探すかを決めておくと探すときもスムーズに探せます。
                        iTSUMOは専用アプリを開発しており、スマホ操作に慣れていない方にも直感的に使えるようにしています。

                        3.誰が充電をしようか・・・

                        GPS端末は充電式ものもがほとんどで、機種や使用環境によって持ち時間は変わりますが、充電は必ず必要です。誰が充電を行うのか予め決めておく必要があります。
                        iTSUMOは介護保険併用のため、ご家族だけで充電が難しい場合、サービス事業者(デイサービスなど)にお願いして運用することも可能です。

                        4.誰が迎えに行こうか・・・

                        GPS端末で分かるのは位置情報だけで、誰かがお迎えに行かないといつまでも保護できません。そこで、誰がメインでお迎えに行くのかを決めておくと良いでしょう。

                        5.そもそもGPSについての知識は・・・

                        GPS端末の精度はピンポイントという誤解が多いのですが、実は誤差があります。それはGPSは宇宙との交信により位置情報を取得するため、空が見える状況(できれば360度)でないと正確に位置を取得できません。しかし現実では壁があったり木があったりと、遮蔽物がある中で測位することになります。
                        もちろん屋内では屋根があるのでGPSの電波が届きません。その場合各メーカーで補完する機能はあるのですが、正確性はGPSよりも劣ることは間違いないです。
                        このように、大草原で測位する以外ではズレが生じてしまう。このことを認識しておいて使用しないと、捜索時にうまく発見できないことになってしまいます。
                        iTSUMOでは、GPSの使い方について、こうした「GPSの癖」も含めて、丁寧にご説明させていただいております。

                        結論

                        GPS端末はいろんなものが販売・レンタルされていますが、ご利用者様にあったものをチョイスすることが大事です。この5項目を網羅できる状況にあれば、どんなGPSでも使いこなすことができると思います。
                        しかし、1つでも不安があれば是非iTSUMOをご検討ください。一緒に不安を解決し、使えるGPSとしてレンタルさせていただきます。

                        認知症の徘徊見守りGPS iTSUMOについて問い合わせる

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                          認知症徘徊GPS・徘徊感知機器 iTSUMO(いつも)のご利用事例72

                          見守り対象:お母さま
                          ◎介護保険適用
                          見守り体制:ご家族
                          GPSの取り付け位置:普段履きの靴(雪ブーツ)

                          今回は、著者:旦木瑞穂さんの新刊「しなくていい介護―「引き算」と「手抜き」で乗り切る」で紹介されたiTSUMO運用の文章を基に事例としてご紹介させていただきます。
                          旦木瑞穂さんは「しなくていい介護―「引き算」と「手抜き」で乗り切る」の第2章 “しなくていい”同居の中で実際にiTSUMO2を導入した理由や運用方法を説明されています。

                          認知症徘徊の見守りGPSにiTSUMO2を選んだ理由とメリット

                          見守りをされるご本人様の導入理由としては不穏な時に家を飛び出してしまう徘徊対策としてiTSUMO2に行き着かれたということです。さらに介護保険が適用されるので通常の10分の1の費用で導入が出来るということもメリットに感じられたようです。
                          実家が雪の多い地域ということもあり、普段履きの雪ブーツにGPS端末を設置して運用をされました。それまで履いていた靴は処分され、この雪ブーツしか履かれないように対策をされたということです。
                          iTSUMOは充電が必要ですが、残電量が設定数値に達することでメールで知らせる機能がありますが、お父様が3日に1回充電されていました。
                          さらに運用時の安心を確保するため、充電がなくなってしまった時に備え、逆の足にはエアタグを入れて運用されました。
                          その時の実際のお写真がこちら
                          GPS端末とエアタグを設置した雪用ブーツ

                          iTSUMOのGPS機能が役立った時

                          また、IDとパスワードを共有すれば、遠方に住んでいるご本人とお姉さまもGPD検索で居場所が分かり、その画面を写真に撮ってLINEなどでご家族と共有できるので問題なく運用していただけたようです。
                          一度見守り対象のお母様が遠方の伯母が家に来るのに徒歩で迎えに行ってしまい、かなりの遠方で道に迷われたそうですが、その時にiTSUMOのGPS機能がとても役に立ったようです。

                          色々と考えながらiTSUMOの運用をしていただき、弊社アーバンテックも運用の参考にさせていただければと存じます。ありがとうございます。

                          旦木瑞穂さんの新刊のご紹介

                          最後に、旦木瑞穂さんの新刊「しなくていい介護―「引き算」と「手抜き」で乗り切る」の紹介をさせていただきます。
                          「子育て真っ最中でも、親の介護は突然始まる手を抜けるところは徹底的に手抜きする。使えるものは使い倒す。
                          行政、補助金、便利な道具……こんなにあるのに、使わないのはもったいない!」
                          ということで親の介護がそろそろ気になる40~50代の男女の方や親の介護が現実に始まった人たちに向けた新刊となっています。
                          ご興味のある方は一度手に取ってご一読いただければと思います。
                          Amazonからのご購入はこちら→https://amzn.to/4kT3gua

                          しなくていい介護の表紙しなくていい介護のiTSUMOの掲載ページ

                          認知症の徘徊見守りGPS iTSUMOについて問い合わせる

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                            認知症ヘルプマークについて

                            令和6年に愛知県の大府市で「認知症ヘルプマーク」なるものができました。

                            認知症徘徊ヘルプマーク

                            認知症ヘルプマーク

                            もともと大府市は認知症施策が充実しており、「「徘徊」という言葉を使用しません」という宣言をされるなど、先進的な取り組みをたくさんされてきました。
                            ↓大府市の認知症施策はこちら↓
                            https://www.city.obu.aichi.jp/kenko/koureishashien/ninchisho/index.html

                            声をかける後押しに

                            認知症の方は見た目に特に変わりがあるわけでもなく、助けを必要とされているのか判断がつきにくいという特徴があります。外で出会っても迷っておられるのか、散歩なのか声をかけるべきなのかどうか、皆さんも悩まれた経験がおありではないでしょうか?

                            そんな時に、この認知症ヘルプマークは目印となり、声をかける後押しとなるのではないかと思い、アーバンテックではこの取り組みをぜひ応援したいと考えています。

                            もちろん他方では、そもそも認知症の人にどうやって所持してもらうのか、とか犯罪に悪用されるのではないかなど、意見もあると思います。
                            これは私見ですが、どうやって所持してもらうかについては、iTSUMOのGPSサービスも同じで、弊社の場合は靴に取り付けるという方法をご提案していますが、やはりご家族の工夫や努力は必要です。(機械は万能ではないということです)そして、犯罪に利用される懸念ですが、そう思う家族は使わなければ良い。それよりも行方不明になったときの焦燥感や、絶望感を一度でも経験された方は、犯罪云々より少しでも助けになるものであれば採用したい。と考えられる方が多いように思います。
                            そういう意味では、当事者以外は黙って応援する方がいいのではないでしょうか。

                            社会問題化され、一部ニュースなどでも取り上げられることは増えたとはいえ、まだまだ認知症、特に徘徊問題については一般の方に浸透しているとは言えない状況であり、こうした良い取り組みをいろんな方面から応援して、まずは一般化する一般家庭の夕食の話のネタになるくらいの広報活動が必要です。

                            今後もアーバンテックはiTSUMOやGPS関連だけではなく、認知症、介護など徘徊よりも広い範囲の情報も発信していきたいと考えています。

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                              認知症徘徊GPS・徘徊感知機器 iTSUMO(いつも)のご利用事例71

                              ★埼玉県B様 女性80代
                              ◎介護保険適用
                              見守り体制:ご家族
                              GPSの取り付け位置:普段履きの靴

                              iTSUMO2からiTSUMO3に替えてみたら・・・

                              今までイツモ2を使っていたのですが、福祉用具店さんに薦められてイツモ3に切り替えました。
                              以前までは居場所を特定するのにウェブアプリを開いてからボタンを幾つか押す必要があったのですが、イツモ3はボタンを一回押せば直ぐ居場所がわかるので格段に使い易くなって感謝しています。

                              アーバンテックスタッフから

                              上記のような嬉しいお声を頂戴することができました。ありがとうございます。
                              iTSUMO3開発時に、iTSUMO2よりも直感的にGPSでの位置検索がしやすく、極力ボタンを押さずに居場所が分かるというのを意識しながらiTSUMO3の開発を行っております。
                              今後もさらなる改善を目指してユーザー様や福祉用具店様の声を大事に開発を続けて参ります。

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