私は医療関係者が苦手です。それはきっと、ずっと介護関連の場所だったからでしょうかね。ともかくいろんな医療関係者とぶつかりました・・・(若さ?)
でも、嫌いではないんです。考え方がちがうので、ぶつかるんです。私はご利用者にご利用者らしく生き、ご利用者らしく死んでもらいたいと考えていました。
でも、医療の視点では(当時)病気を治すことが優先で、その人らしさは後回しだったのです。今でも急性期にはそんなことは言ってられませんから、治療を優先して例えば身体拘束を行ったりということはあります。でも、急性期を超えると、そこからは「どう生きて、どう死ぬ」のかがテーマになるべきだと主張していました。だって、80、90の高齢者にどう接するかという時に、ご本人にとって何が一番なのかを優先すべきだと。
例えば、極端な減塩食は必要ないのではないか とか、お酒やたばこの制限、外出、外泊の制限などです。
現代では、そういったご本人の意思やらしさなどが重要であると医療の関係者も十分に理解をしてくださるようになり、ずいぶん働きやすい環境になったし、自分が高齢者になった後も安心だなと思います。