介護施設では共用洗面所でタオルを使用することが禁止になりました。これは、感染症対策で、保健所が指導に来ます。
単品の値段を考えるとタオルを洗濯するほうが安いのですが、いざ感染症が蔓延すると、施設は多数の方がご利用されているので、被害が大きくなり、最悪の場合営業中止になる可能性もあります。そのため、感染症への対策は厳重にする必要があるのです。
そのペーパータオルも設置場所にもよるのですが、理想は上から下へ引き抜くような壁掛けの設置が望ましいです。濡れた手で紙を引き抜く際、しずくが滴ります。このしずくで次の紙が濡れることで感染症の拡大の可能性が増えます。なので、次の紙が濡れない壁掛けが望ましいというわけです。
とはいえ施設ではごみの問題とコストの問題が大きく、手洗いの回数が異常に多い職業だけに、その度に使用するペーパータオルは経営者からすると悩ましい存在です。
環境的にも大量のごみを出すことになりますので、これまた悩ましいわけです。
最近はエアータオルを導入されるところも増えていますが、機器の金額が高いことと、まだまだ高齢者になじみが薄いことから、じわじわ増えているという印象です。
なかなかすべての希望を満たすということは難しいのですが、今後技術が進歩することでほかの解決策が出てくるかもしれません。