家で亡くなるということがめっきり減ってきています。昔は自宅で家族に見送られてというのが一般的だったのですが、変な事件が増えたことや、延命治療の技術がアップしたこともあり、病院で最期を迎えられる方が圧倒的に増えました。
そうすると次に問題になったのが、植物状態の方の尊厳死や安楽死です。追い打ちをかけるのが医療費の増大などあって、延命処置を停止できるように改正され、今度は在宅で亡くなる方を増やそうと舵が切られています。
国の方針や、予算の都合で死ぬ場所を決められるというのは何ともですが、選択肢が増えることは喜ばしいことかなとは思います。
実際、特別養護老人ホームや、グループホームなどで、看取りという行為が一般化しようとしています。もちろん、職員さんのスキルや、協力医師の存在などまだまだどの施設でもというわけではありませんが、増えてきているというのは良いことだと思います。
次は、本当に在宅(ご自宅)での看取りに対応できるサービスの提供が我々の課題だと思います。