災害が起こったとき、介護施設は避難所の指定はなくても高齢者や要介護者を受け入れるケースが多くあります。その時に、備蓄の食料などが必要となるわけですが、介護施設は防災計画を立てておく必要があり、その中に備蓄食料のことも基準があります。ただ、基準ではごく少ない日数で、しかもその経費は自前です。自宅で備蓄をするのと同じ発想なのですが、私は、介護施設(第1種・第2種 社会福祉事業)については、公的資金で備蓄をすべきじゃないかと思います。
もし本当に災害が発生して、介護施設に避難した場合、備蓄食料は本来そこを利用する方が費用を負担しているものですから、提供する義理はないわけです。しかし人道的にそうは言えないから提供するわけで、国はその人道的支援に甘えて制度設計しているということになると思います。社会福祉法人が運営ならまだ理解もできますが、営利法人が運営する介護施設がこれだけ増えたことで、逆に公共の福祉に関する部分は公的資金を投入すべきだと思います。 この経費無駄遣いでしょうか?