アーバンテック奈良事務所が以下に移転します。
〒634-0813奈良県橿原市四条町277-1-101
電話:0744-23-1260 FAX:0744-23-1270
フリーダイヤル 0120-126-178(変更なし)
移転時期は2020年12月1日です。
よろしくお願いいたします。
年別アーカイブ: 2020年
認知症の徘徊見守りGPS iTSUMOについて問い合わせる
東京サンメディカル様でもご紹介いただいております。
東京を中心に福祉用具のレンタル・販売、住宅改修を中心福祉・介護サービスを提供されている東京サンメディカル様に認知症をGPSで見守る 徘徊対策 iTSUMOのGPSをご紹介頂きました。
https://t-sunme.jp/archives/1202
東京サンメディカル様ありがとうございます。
東京で認知症の徘徊対策GPSのご検討をされている方は是非一度お問い合わせください。
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iTSUMO2
NTTドコモの3G FOMA回線の終了に伴い、4G LTE回線に対応した新商品iTSUMO2のリリースが始まりました。
これまで、累計7,000名以上の方にご利用いただいてきたiTSUMOですが、2022年3月に引退することになります。
5年前、iTSUMOが世に出た時には、まだまだ徘徊という事が今ほど一般的ではなく、GPSで見守るという発想自体を否定的に見られたこともありました。しかし、現実はとてもお困りの方が多くおられ、年間の行方不明者のうち、認知症が原因の届けが1万人を超え、昨年は1万8千人を超えました。
そう考えると累計7,000人はまだまだ力不足を痛感します。実際にiTSUMOをご使用いただいた方が無事保護されているという現実をもっともっと知っていただかないといけないと感じます。徘徊でお困りの方は、なかなかだれにも相談が出来ず、弊社HPにたどり着かれるというケースも多く、そんなときのご家族は疲弊しきっておられるように感じます。iTSUMOを使うことで、すべてが解決するわけではありません。
iTSUMOにできることは、「位置情報を伝える」それだけです。駆けつけサポートも、警察に通報もできません。あとは、ご家族がお迎えに行くという手間が必要です。
しかし、この手間と、行方不明になったときの不安や焦燥を天秤にかけると、当然大きく傾くという事です。逆に、この手間が煩わしいと思われるご家族は、おそらくすでに施設等にお預けになっているのかなと思います。
ご本人が暮らしてきた環境で、できるだけ長く生活できるようにというご家族のやさしさがiTSUMOにつながるのだと感じています。
ですから、われわれにできることは少ないなりにすべてやってきているつもりです。
まず、できるだけ介護保険を適用するという事、このことにより、ご家族だけでなく、ケアマネジャー様・福祉用具店様・デイサービス・ヘルパーさん・民生委員さんなどいろんな資源を有効活用し、役割分担ができる仕組みにしています。
次に、弊社が直接納品させていただくのではなく、地域の福祉用具店様にお願いしています。これは、万が一不具合やご不明点があったときに、速やかに対応できるようにという事です。
最後に、弊社サポートセンターでは、常に様々なテストを実施しており、お客様の不安に即応できるよう準備を整えております。
iTSUMO2は検索精度も向上し、防水性能もアップし、より使いやすくなっています。
是非一度手に取ってみたいただければと思います。
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おむつについて
あなたはおむつをはいて寝たことがありますか?介護の研修会でよく使うフレーズです。たいていの方は「ない」といいます。でもあるんですよねおそらく全員。そう赤ちゃんの頃です。
そうやっておむつを替えてもらった親が年老いておむつが必要となった時、交換することに抵抗はありますか?「はい」ごめんなさい。あります。
昔は介護の現場でも布おむつだったんです。これが大変。交換に行くと濡れた布が重いんです。あと生地が分厚いので、それはそれは丁寧にしわを取らないと折り目が当たる部分がすぐに赤くなる。布おむつだけでは外へダダ洩れなのでおむつカバーというナイロン地の布で包むのですが、これがまた曲者で、夏は蒸れて暑いので、ご利用者が外そう外そうとされていて、大惨事も日常でした。
紙おむつが一般的になり、本当に楽になりました。最近のおむつはさらに優秀で、吸水量も多いうえにさらっとしているので、不快感はすごく減りました。
ただ、やはりトイレで用を足すことに比べると、ご本人の気持ちよさも劣り、こちらの手間もかかりますけどね。
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ナースコールについて
看護師を呼ぶからナースコール 介護士を呼んでもナースコール?メーカーさんはナースコールという製品名にしているところを見ると、わたしは変わり者のようです。
介護の場面でもよくつかわれますが、認知症の方になると、間違ってしょっちゅう押してしまったり、線をちぎってしまったりなどトラブルもあります。
最近の機器は押すだけでなく、センサーと連動もできるようになっていて、感知したら介護職員の持つPHSに通知が来るようになっていたり、パソコン上で呼吸状態などを確認できる機器も増えてきました。
これまでは比較的大きな施設での運用がメインでしたが、最近はファミレスの呼び鈴のように電波式の機器も増えたおかげで小規模の施設での運用もされるようになってきています。
この先はどうなるか、きっと館内のいたるところにセンサー付きカメラがついていて、何かいつもと違う行動があると介護職員に通知が行って(もしくはロボットが出動?)対応するというかんじでしょうか。 自分が介護受けるとき、どんな感じがいいんでしょうね。
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ユニフォームについて
介護職員さんのユニフォームってパステルカラーが多いんです。昔はねユニフォーム業界も見向きもしてくれず、みんなダサいジャージでしたよ。
さて、ユニフォームを着るメリット・デメリットが介護の業界ではあり、メリットは職員が来ていく服を気にしなくていいなんてものではなく、菌の持ち込み対策として、消毒などに対応しているユニフォームが多いんです。ユニフォームがカッコいいから就職先を選ぶというところまでまだないと思いますが、将来的にそうあってほしいですね。
デメリットは、ご利用者が職員が同じに見えてしまうことです。そこで、何かしらの自己アピールを考えるわけです。学生服を改造したでしょ?あれと一緒です。ただし、介護の場面では規則違反ではなく、是非みなさんそうして欲しいですね。
ご利用者と服装のことで話が盛り上がることもしばしばです。
私は当時ずっと赤い靴を選んではいていました。そうすると、みなさん「いい色ね」と話しかけてくださいます。きっと話しかけるきっかけになっていたんだと思います。
そんな視点で施設見るものおもしろいですよ。
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消毒について
消毒といえばアルコールのイメージ(飲むほうも?)が強いですが、アルコールで死なないやつらもいます。それがノロウィルスです。発症すると嘔吐と下痢を繰り返します。そして、その吐しゃ物からまた飛散してほかの人の体内に入るという非常に厄介なやつです。このノロウィルスに対して有効なのが次亜塩素酸ナトリウム(塩素)ですね。キッチンハイターです。(洗濯用のハイターは違いますからね)
普段からハイター溶液でいろんなところを拭いていればノロウィルス対策ができるのですが、これがまたクセの強い液体で、揮発性が高いので作り置きには適していない。物の表面を変色させる(手すりなど表面が白くなってきます)。飲んだらヤバイ(ただし食品添加物なので、大量の水で薄めればなんとか)など
介護の場面では、高齢者が間違って飲まないような工夫と、毎日使用するというより、必要な時にはさっと取り出せて、さっと使える工夫が必要です。(作り置きはできませんが) このように、消毒薬それぞれに得意不得意があり、万能はありません。つまり、勉強するしかないですね・・・残念ながら。
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感染症について
高齢者にとって感染症はガンに匹敵するほどに命に直結します。どうしても抵抗力が低下してしまいますので、その対策が重要なわけです。
しかも、緑膿菌や黄色ブドウ球菌などの本来ほとんど害のない菌が原因となる感染症が死因になっているケースも多く、どこまで対策すればいいのか・・・。と現場は悩むところです。
インフルエンザやノロウィルスなど、季節的なもので感染力が強いものは時期を決めて徹底的に対策し、それ以外の時期はスタンダードプリコーション(標準予防策)という基本的には「かもしれない運転」で予防します。
感染しない方法は、感染源を断つ・感染経路を断つ・免疫力を上げると言われます。
特に、免疫力を上げることが難しいけど大事なポイントです。最近の研究で笑いが免疫力を上げることが証明されました。 いい介護は笑顔になります。笑顔は免疫力を上げて、健康になります。健康は長生きの秘訣ですから、みんなで笑って介護できる環境が大切です。(それが難しい・・・)
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ご家族について
介護保険制度は自立支援という概念が根底にあり、あまり家族を重視していない法律なんです。でも、実際の介護では、家族の影響力は絶大で、それは良くも悪くも絶大なんです。われわれ専門家からすると、良いほうに絶大であってほしいのですが、なかなかうまくいかないもので・・・。では、どうすればいいのか
一番は「距離感」だと思います。介護が必要になるとどうしてもご本人との距離感が近くなります。そりゃそうです。介護するということは体に触れたり、指示をしたりするわけですから。それは、介護前の親子関係の距離感と比較すると近すぎるのです。
では、どうすればいいのか、放置するわけにはもちろんいきません。そこで登場するのが専門家(プロ)です。介護はプロの手を借りていい距離感をプロデュースしてもらってください。
私がグループホームにいたころ、認知症の症状が進行し、在宅での介護が難しくなり、疲弊した親子が門をたたいてこられます。その親子関係は見るに見かねるくらいギスギスしています。
入所後、われわれが務めて行うことは、ご本人を理解し、ご本人との距離感を縮め、笑顔を引き出します。
それと同時に、ご家族にアプローチし、ご本人の現在ではなく、昔話などを積極的に聞きます。そうするとご家族も少しずつ感情が戻ってきて、優しい顔に変わってきます。
数か月後には良好な親子関係に戻り、外出を楽しまれたり、外泊や逆に日曜日の昼間にご利用者のお部屋で一緒に昼寝をされていたり・・・。そういう光景が一番やりがいにつながります。
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大和郡山市の認知症高齢者等見守りGPS機器利用助成事業に採用
iTSUMOはGPSでの徘徊対策として、大和郡山市の認知症高齢者等見守りGPS機器利用助成事業に採用されています。
GPS機器(iTSUMO)のレンタルについて詳しくは
奈良県大和郡山市のホームページ↓こちら↓をご覧ください。
https://www.city.yamatokoriyama.lg.jp/soshiki/chiikihokatsucaresuishinka/koreifukushi/3/4/1728.html
奈良県大和郡山市でGPSでの徘徊対策を考えておられる方は
大和郡山市地域包括ケア推進課 (窓口118番)
大和郡山市役所 (〒639-1198 大和郡山市北郡山町248-4)
電話 0743-53-1151(内線585)
FAX 0743-55-6831
まで是非一度問い合わせてみてください。
もちろん弊社アーバンテックまでお問合せいただきましても大丈夫です。
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入浴について
日本人はお風呂が好きですね。もちろんわたしも好きです。でも、介護が必要な状況になると一番億劫になるといっても過言ではないのがお風呂(入浴)です。
なんとなく、これまで見てきた方の印象では「風呂に入らんでも死なない」かな
でも、身体の清潔はとても大切で、厚生労働省は特養などに最低週2回の入浴を義務付けているくらいですから、介護職員さんは一生懸命に「お風呂に入りましょう!」とあの手この手を使ってお誘いをするわけです。介護施設では、毎日、入りたくないご利用者と入ってほしい職員の戦いが勃発しているわけです。
介護職員の視点で言えば、入浴はチャンスなんです。まずはご利用者の全身状況を確認できるということ。(在宅の場合は虐待のあざなどを発見することもあり)次に、汚れた衣服を確認・交換できること(汚れ具合でADLの低下状況などが確認できる)、そして一番はやはり、お風呂での会話ですね。職員は服を着ているのですが、一応裸のお付き合いなので、いろんな話をたくさんしてくださいます。これを読んでくださっている方は、お風呂嫌いって言わないでくださいね
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小規模多機能について
比較的新しい事業で、まだまだご存じでない方が多いのではないでしょうか。小規模多機能型居宅介護(しょうきぼたきのうがたきょたくかいご)という噛みそうな名前が本名です。どんな事業かといえば、これがおそらく介護保険史上最高のサービスです(ご利用者にとっては)気になるカッコ書きですが、これは運営側の問題なのでちょっと置いておきます。
ご利用の条件は、お住いの市区町村にある小規模多機能しか利用できません。地域密着型サービスというものです。その他は要介護認定を受けていれば要支援1から要介護5まで利用できます。
サービス内容は、通い・訪問・泊りを必要に応じて組み合わせて利用します。
つまり、施設の都合を無視した書き方をすると、いつでもデイサービスに行けて、いつでもヘルパーさんが来てくれ、いつでもショートステイができるサービスです。スタッフは基本的に同じ職員がローテーションしますので、顔見知りの職員さんに対応してもらえます。
しかも、利用料金は月額固定です。(食費や部屋代、福祉用具などは別途かかります)
もちろん、施設を利用するにあたっては、ほかのご利用者との調整や、職員の数に限りがあるので、希望通りにサービスが受けられるかどうかはわかりません。ただ、まだまだ知られていない施設なので、比較的空きがある施設が多いようですので一度調べてみられてはいかがでしょうか。
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ケアマネジャーについて
介護保険制度のキーパーソンであり、鉛筆1本で仕事をする(怒られる?)唯一のホワイトワーカー(また怒られる?)です。
その業務内容は一般の方はあまりご存じないと思いますが、そりゃ壮絶です。
わたしも実は端くれですが、絶対にもう一度やりたくない仕事です。だから世の中のケアマネジャーさんを本当に尊敬しています。
何が大変なのか、そんなこと一言では言い表せませんが、40人の担当ご利用者がいて、40人の方にはそれぞれご家族がいて、その関係性を良好に保つ努力が常に必要で、それぞれに適切な介護サービスを調整して、行政や、病院など連携する機関がたくさんあって、すべて書類にきれいにわかりやすくまとめる必要があり、それを会議を招集して全員に周知してチームを作り、うまく動いているかの確認を行い、また修正して会議して・・・。とまあこんな感じです。
ぜひ、ご担当されているケアマネジャーさんがおられる方は、ねぎらってあげてください。
それでいて、高給取りか?というとそんなこともなく・・・皆さん本当にいい人だからこの国は支えられているんだよ!と上を向いて言いましょう。
ただ、ご利用者の側の方にはくれぐれも言いたいことは、ケアマネジャーも「人」です。相性が悪い場合は絶対にあります。そんな時は遠慮せずに担当を変更してください。本人に言いにくい場合、役所へ相談に行ってください。あくまで相性ですから。
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テクノエイド協会について
おそらくほとんどの方が聞いたことのない名前だと思います。財団法人テクノエイド協会 何をしているところかというと、福祉用具の流通に関して、完全に自由だとどれが介護保険や支援費(障がい者)なのかわからない、適正な使用ができているかの検討も難しいなどなどあり、便宜上福祉用具専用コードを付けましょう。そのとりまとめ役がテクノエイド協会ですよ、となったわけです。TAIS(タイス)コードと呼ばれるコード番号がすべての福祉用具に付与されることになりました。(JISコードやJASコードのようなものです)、もちろんItsumoも例外ではありません。テクノエイド協会さんからTAISコードを付与されています。
ただ、それ以上の仕事もされていて、福祉用具の貸与(レンタル)・購入に関して、Aという商品はレンタル対象のようです。Bという商品は対象ではないようです。といった目安を表記されているんです。
本来、福祉用具の貸与・販売に関して、商品の選定は各自治体に判断が委ねられており、自治体ごとに必要性を考えて追加、削除してくのですが、この「目安」があることで、「目安」ではなく、「頼み」になっている自治体が多く存在します。 わたしに言わせれば、行政の怠慢なのですが、担当者が数年で交代する自治体では、そういった「目安」が欲しい気持ちもわからなくはないですが・・・。独自に判断できる権限を是非市民サービスのために向けていただきたいものです。
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特養について
その昔、特養(特別養護老人ホーム)と書いて「姥捨て山」と読む。みたいな時期がありました。私が初めて就職した当時もそんな空気が残る時期でした。それから「開かれた施設」を目指し、地域になくてはならない場所として市民権を得るのにかなりの時間がかかったと思います(一部の地域ではまだまだ地域と隔絶しているようです)
さて、特養って何か?意外と知られていないので、簡単にご説明すると、介護保険で利用できる入所施設です。ただし、入所要件もどんどん厳しくなったり、利用料金も自費部分が増えたり、またしても財政難の影響がそこら中に出ております。
特養に入るには施設に直接申し込むのですが、注意しないといけないことは地域密着型という名前がついている施設は、ご本人の住所地にある施設しか選べません。
無事入所できると、専用のお部屋(最近は個室が多い)で食事・入浴・排泄・レクリエーションなどを介護サービス付きで24時間受けることができます。
病気になったら・・・施設内には嘱託の場合が多いですが医師がおり、その指示に従って看護師が処置を行ってくれます。それでも治らない場合、施設の送迎で病院へ受診します。緊急時は救急車なんてこともあり得ます。
いつまで入所できるのかというと、入院しなければいけない状態でなければ、終身ご利用できます。施設で亡くなられるケースも一時期減りましたが、また最近増えてきているようです。
よく聞く質問で、入所の順番は早く申し込んだ順番でしょ?と。違います。入所者を選定するには専門の委員会を開催し、全申込者の情報を数値化し、点数の高い方(お困り度合いの大きい方)から順位が決まり、空きベッドが出た時に順番通りにご連絡をするという仕組みです。
ただ、まだまだ大丈夫ではなく、気に入った施設を将来のために事前に見学しておき、申し込みできるのであれば先にしておくことをお勧めします。
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ホームヘルパーについて
介護の仕事をされている人口ではおそらく一番多いのではないかというのがホームヘルパーさんです。(違ったらごめんなさい)お仕事内容は各ご自宅に訪問し、基本的にご自宅内で介護サービスを行うというもので、食事の準備・掃除・洗濯などの家事から、食事の介助・おむつの交換・入浴の介助など身体介護があります。
でも、私が一番個人的に大事な仕事だと感じるのは、各ご自宅を訪問してくださることなんです。まず、定期的な安否確認になることはもちろん、ご利用者にとってはとても訪問を楽しみに待っておられます。また、ご家族が同居の場合は家事援助ができないことになってしまいましたが、ご家族のケアも本当はすごく大切なことなんです。国の言い分をうがった見方をすると、家族が同居の人は家族にご飯を作ってもらってください。そして、家族が倒れるまで介護したらサービス使っていいですよって言われているように感じます。(性格悪いですかね)
私は、デイサービスや特養・グループホームなど迎え入れるサービスの提供ばかり携わってきましたが、やはりご家族にどうかかわり、どれだけ負担にならないように介護に参画(継続)してもらえるかを常に考えていました。ご家族がキーパーソンであることは明白で、そのサポートを介護保険でできるようにもどればいいなあと思います。
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福祉用具について
介護保険制度の中で異色の存在が福祉用具です。介護保険制度中唯一価格の決定権が事業者にあり、選定の決定権が自治体にあるということから、地域差がすごく大きく出るサービスになっています。ただ、この部分が少し事情が変わりつつあり、介護保険の財政難と、一部業者が不当に高額請求をしていた事実があり、平均価格や上限価格が設定されるようになりました。
福祉用具でよく知られているのは車いすやベッドでしょうか。ポータブルトイレやおむつなんかも福祉用具になります。ただ、介護保険制度上では、繰り返しの使用(利用者が変わっても)ができるものはレンタル、繰り返しが難しいものは販売、それ以外の消耗品などは介護保険適用外と規定されています。ですので、福祉用具はすべて介護保険で というわけではないのです。なんかややこしいでしょう?そこで、福祉用具の専門家がおり、ご利用者に合わせてチョイスする。それが福祉用具店さんです。
ちなみにiTSUMOは福祉用具では徘徊感知機器というジャンルになり、レンタルの対象です。お使いのご希望があれば、ご家族とケアマネジャーさんとお近くの福祉用具店さんがご相談されて、取り付け・説明・サポートを福祉用具店さんがしてくれます。 むかし、あなたのまちの電気屋さんってCMがありましたが(知らない?)福祉用具店さんはそんなイメージで、家で介護をされるときには、お付き合いされるとなにかと助かりますよ!
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GPSについて
Global Positioning System これがGPSの正式名称です。わたしもこの仕事をするまで知りませんでしたし、アメリカの仕組みを借りているということも知りませんでした。
本年から導入される「みちびき」は日本製だそうです。(iTSUMOも本年度の機種からいよいよ導入だそうです)
知っているようで知らないGPSですが、得意不得意があります。得意なことは全地球測位システムという日本語訳が示すように、地球のどこにいても居場所がわかります。
不得意なことは、宇宙からの電波であるので、空が見えない状況では届きません。また、受信した情報をどこかに送る場合、別の電波ネットワークが必要です。(わかりやすく言うと、家の中など建物の中では位置がわからず、山深い地域などでは電波ネットワークがないので受信した情報を送ることができません)iTSUMOはGPSとドコモの電波ネットワークを併用していますので、例えば、建物の中におられる場合、GPSは届きませんが、ドコモの電波ネットワークで位置の補正を行います。また、山深い地域などはドコモの電波ネットワークでも圏外のエリアがあり、その場合は位置が探せないことになります。ただし、電波エリアに入れば位置を再び検索することができます。
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iTSUMOについて
iTSUMO(いつも)は約5年前に誕生しました。当時から高齢者の徘徊は大きな社会問題になりつつあり、私は解決策には靴に取り付けるGPSしかない!と考えていました。
とはいうものの、そんなものを開発できるわけもなく、当時のGPSは大きな物で、とてもじゃないですが靴に取り付けることができるサイズではありませんでした。
そんな中、NTTドコモが児童の誘拐防止対策用にとGPS端末を発表しました。これがiTSUMOの原型です。すぐにNTTドコモに連絡し趣旨を伝えました。その結果、全面協力していただけることになり、追加機能(徘徊の方に使用できるような)もできました。
さて、いよいよ実機でテストとなり、約1年 いろんなパターンを試し、エラーの連続で気が滅入りそうになりながら、機器の理解を深めていきました。
また、iTSUMOも当初は靴底での使用を想定していました。でも、実験すればするほど故障が発生し、現在の靴の甲に取り付ける方法に落ち着きました。結果、初期費用無しでご利用いただけるようになりました。
同時に、介護保険で利用していただける仕組みにするため、多くのハードルをクリアしいよいよ準備万端!お客様にお届けすることができました。
しかし、当時はまだ市場に同様の機器はなく、現場からは冷たい視線が・・・。
取り扱っていただける福祉用具店もみつからず、やむなく自分たちで事業所番号も取得し「アーバン福祉用具」としてスタートしました。
今では全国でたくさんの福祉用具店が取り扱っていただけるようになり、事業所名も福祉用具がついているとややこしいので「アーバンテック」に変更しました。
名称は変更しましたが、その理念は当時から変わらず「徘徊もiTSUMOつければ散歩かな」というキャッチフレーズのように、認知症の方も自由に散歩できる社会を目指しています。
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介護保険のこの先について
日本以外も介護保険制度のような制度がある国はたくさんあるようで、私も勉強不足なのでどの国が素晴らしいなんてことは言えませんが、少なくとも日本の制度はよくできていると思います。ただし、高齢化が急速すぎ、財政的に破綻の危機にあることは残念ですが。
10年後20年後、今の若者が高齢化したときに、介護保険制度は存続しているのか?そもそも、介護ってどうなっているんだろ?そんな議論を積極的にすべきじゃないかと思います。
あなたは、誰にどうどういう風に介護されたいですか?
私は、まず、介護は受けたくないです。特に介護の仕事をしてきましたから、きっと介護を受けるときにうるさいと思いますので、気を使います・・・。
でも、介護を受ける必要があるなら、やはり「人」がいいです。できれば身内ではなく、プロの介護を受けたいですね。子供たちに怒られながら生活するのはなんか嫌です・・・。 みなさんも一度ご自身で考えてみてください。そして、それを身近な人と話して議論してください。そういう輪が広がることで、将来的に日本人が望む介護社会が見えてきて、それに制度があわさっていく。そうなれば、制度が大きくズレることはないのかなと思います。
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