月別アーカイブ: 2022年9月

認知症の徘徊見守りGPSをご利用事例65

★奈良市K様 女性70代 要介護1
◎介護保険適用
見守り体制:息子さま
GPSの取り付け位置:自転車

iTSUMOご利用者の中には、自転車に取り付ける方も結構おられます。いつも外出されるときに持って出ていただける可能性が高い場所が正解ですので。

さて、この方も必ず「自転車」に乗って出掛けます。
そこで、ご家族と相談するとやはり自転車に取り付けることで決まったのですが、少し嫌な予感がしていました。
自転車が「電動自転車」だったのです。
これ・・・ひょっとして・・・すごく遠い所に行ってしまうかも・・・

2週間後、その嫌な予感が的中してしまいました。
その日はご家族も仕事が遅くまであり、夜の10時頃ようやく事態に気付きました。
iTSUMOを位置検索すると、ご本人は自宅からかなり離れた山の方へゆっくりと動いていました。

この時、
① すでに「電動自転車」の充電が切れていた。
② 夕方に、一般の方から通報があり早いタイミングで「警察」が動いていた。
ということでした。
結果、ご家族が警察に連絡をすると、すでに無事保護されていました。
今後は「電動自転車」を「自転車」に検討されるそうです。

実は、通報してくださった方が警察に通報して、到着を待っているときに、電話をしている隙にまたどこかへ行ってしまったのだそうです。
そこで、警察はもう一度ご本人を探さないといけなくなり、人員を増やして探してくださったそうです。
ともかく無事保護できてよかったです。

徘徊されている方が「ケガをしていたり」「裸足だったり」「挙動不審だったり」すれば目印になりますが、普通は特に見た目変わらない方がほとんどで、なかなか声を掛けるのは難しいというのが現実です。

ちなみに警察は、以下のことを注意しているそうなのでぜひ皆さんも参考にしてみてください。
・深夜や早朝に高齢者が不審な動きをしていないか
・人がいない場所で高齢者が歩いていないか
・季節にあった服装をしているか(夏に長袖など)
・天気に適した服装をしているか(雨の日に傘をさしていない)
・手足や顔面にケガをしていないか(転倒される方が多い)
・左右ちがう靴をはいていないか
・衣服や所持品に名前が書いていないか

もし、徘徊されていると思って声を掛けてもそこからがまた難しくて・・・・・

知らない人が急に声をかけると「自分は道に迷っていない」「自分は認知症じゃない」と返答される方が多く、後を付けていくと怒られたりします。
そんな時は、迷わず警察に連絡してください。保護願が出ている方であればすぐに保護してもらえます。

しかし、声をかけるのはためらわれるという方も多いと思いますので、その場合は、服装や雰囲気どちらの方角に向かったなどできるだけ詳細な情報を警察までお伝えください。

これからの季節、外を歩くのが気持ちいいですから当然「徘徊」も増えます。皆さんも街を歩かれる際は、上記心がけてみてください。

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    iTSUMOのGPSってすごい

    今回は、手前味噌ですがiTSUMOのGPSのすごさを書いてみたいと思います。
    これまでで一番「すごい」と感じたのは、壊れかけた家族関係を修復し、看取りまで自宅でできたご家族の事例です。

    iTSUMOのGPSについてお問い合わせがある場合、介護度は低い(認定がまだの方も結構あります)のですが、徘徊が原因で警察に保護されて在宅介護に限界を感じ、藁(ワラ)にもすがる思いで連絡があることが多く、かなりの悲壮感が漂っています。

    この段階で入所施設を探されている割合はかなり高いです。(もう介護したくない!と)
    そしてiTSUMOのGPS説明を聞いていただき、実際に使用開始の段階では少し希望の光が見えるかな?程度です。(入所までのつなぎになればいいか・・・程度ですね)
    そしていざ実際に行方不明になって、GPSで位置捜索すると「ん?これはいけるかも?」と目の前が少し開けてきます。(これなら入所しなくても在宅介護でいけるのか・・・?)
    それまでは出かけそうになるご本人を見つけては、罵声や怒声をかけていたのが少し和らぎます。そうするとご本人も精神的に安定され、徘徊の回数が減っていきます。

    さらに、万が一の時にもすぐに迎えに行けるので特にご家族に不安はなく、家族関係も戻っていきます。(「徘徊」を「散歩」と捉えることができ、逆に「行ってらっしゃい」と声をかける余裕もでてきます)
    しばらくすると認知症は進行し、体は老化し、ADLが落ちるため徘徊の距離が短くなり、そのうち外出することも難しくなります。(いわゆる寝たきりになります)
    そうなればiTSUMOのは卒業です。GPSのレンタル終了で弊社との関係はここまでです。

    そして、ここからは自宅で在宅ケアを受けつつ看取りまで。
    残されたご家族には怒りの表情は一切なく、認知症ゆえのご近所トラブルやハプニングなども笑いながら話されます。

    これはフィクションではありません。実際にわたしが出会ったご家族のことばです。
    全ての方がiTSUMOのGPSによっていい方向に行くとは限りません。しかし、こうして自宅で最期を迎えられ「最期を事故ではなく布団で送ることができた。本当にありがとう」という感謝の言葉を、わざわざご報告いただいたこと。

    わたしの使命は、こういう方が一人も多くなるようにiTSUMOをしっかり使いこなしてもらうことなんだと感じています。

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      世間の目 について

      わたしが子供のころ(40年近く前)は「要介護者」と「重病人」がほぼイコールで見られていたんじゃないかと思います。もっと言えば「認知症の人」と「犯罪者や廃人」もそんな目で見られていたように記憶をたどると感じます。今考えると恐ろしい話です。

      それが「介護」や「認知症」という概念が確立したことで専門職生まれ、それぞれが誇りをもって仕事できる環境になりました。当事者の方も生き辛さが少しは和らいだのではないかと思います。

      最近では「コロナ」と「昔のペストのような大量に死者が出た感染症」がイコールで見られていました。しかしこれも、研究が進み徐々にそこまで怖い病気ではなくなりつつあります。
      結局は「無知」が差別や誤解を生み、研究が進めば雪が解けるように世間になじんでいく、そんなもんじゃないかなと考えます。
      まだまだ認知症に対しての世間の目は温かいとは言えない状況もあり、徘徊についての理解も少なく、警察に保護願を出したときでも「嫌な顔をされる」こともあるといいます。
      iTSUMOのGPSの理解が進めば、認知症・徘徊についての理解も進み、もっと温かい世間にかわっていくはず と考え、日々発信を続けています。

      つまりすべてのもの・ことは「原因」と「対策」がわかれば「怖いもの」ではなく「共存可能」になるということです。
      これは、小学生の時に学校で初めて友達ができたときの感覚に近いと思います。(覚えています?不安いっぱいで登校し同級生から初めて声をかけられた時のドキドキを)・・・書きながら、わたしの時の感覚はよみがえってきませんでした・・・。
      ともかく「知らない」から「知っている」になるには努力が必要で、みんなが「知っている」になれば差別や誤解は少なくなるという事です。
      そのために、わたしは認知症・徘徊について発信を続けますし、これを読んでくださった方も、自分の方法で発信をしてほしいと思います。
      きっと誰かのためになっていると思います。

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        世界アルツハイマー月間2022

        こんにちは。アーバンテックです。

        今月は世界アルツハイマー月間です。
        1994年に「国際アルツハイマー病協会」と世界保健機関(WHO)が制定しているのですが、毎年9月21日を「世界アルツハイマーデー」、9月の間は世界アルツハイマー月間となっています。

        世界アルツハイマー月間では認知症の啓蒙が世界中で実施されています。
        我が国、日本でも公益社団法人「認知症の人と家族の会」がポスターやリーフレットを作成して、認知症への理解を呼びかけるなどの活動を行っています。

        アーバンテックは認知症徘徊GPSの開発元として「認知症の人と家族の会」の活動を応援しています。

        「認知症の人と家族の会」のホームページ:https://www.alzheimer.or.jp/

        お子様にも認知症のことを理解してもらえるサイト:https://alzheimer.or.jp/kodomo/

        アーバンテックも日本の皆さんに少しでも認知症のことを理解して頂けるように日々活動してまいります。

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          認知症の徘徊見守りGPSをご利用事例64

          ★大阪府G様 男性80歳 要介護2
          ◎介護保険適用
          見守り体制:ご家族様とケアマネージャー
          GPSの取り付け位置:靴

          担当福祉用具店さんからお話しをおうかがいしました。

          ご利用者が男性の場合、初対面でどうしても構えられてしまうことがあります。
          知らない人が家に来て、自分の靴を色々と触るものですから、あまりいい気分はされないようです・・・。なので時には怒られることもあります。

          そんな話を何気なくケアマネージャーさんに話したところ「今からおじいちゃんの味方が来てくれる!」「その人は私の友達やで!」と、初対面の前にご本人様に話していてくれました。
          おかげさまで、導入がスムーズにいっただけでなく、ご利用者様との距離が一気に近くなり、世間話をしながらメンテナンスもできる関係になりました。

          もちろんiTSUMOの付いた靴を毎日履いて出掛けいただけています。

          このように、iTSUMOは便利な機械ですが、いろんな人の協力が必要です。

          やはり認知症・徘徊というとご家族やご本人にとってデリケートな内容ですので、
          ご家族様はもちろん、ケアマネジャー様の協力も欠かせないと感じました。

          ケアマネージャーさんが訪問しているイラスト

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            認知症の徘徊見守りGPSをご利用事例63

            突然ですが、皆さんAirTag(エアタグ)ってご存じでしょうか?
            apple社製のあれです。

            ボタンより少し大きいぐらいの「GPS」のようなものです。(実際はGPSではないです)

            ご家族が、認知症のお父さんに「これなら使えるんじゃないか」と思い購入されたそうです。

            しかし残念ながら、お父さんは出かける時に持って出てもらえませんでした。
            (実は持って出ていただけても捜索可能範囲は限定的なのです)

            そこで、iTSUMOなら靴に取り付けることができるので、持って出かけてもらう必要がないのでうまくいくのではないかと相談を受けました。

            早速、担当者が説明に向かうと娘様から
            「こんな目立つカバーの靴をお父さんは履かない」
            「充電をするのにいちいち他府県から戻って来れない」
            「お父さんがいなくなったら私は探せない」
            「すぐに迎えに行けないから無理」と、できない理由を伝えていただきました。

            こちらからは
            1.目立つカバーを気にされるかどうか一度試したい
            2.充電は他の介護サービス中にお願いしてはどうか
            3.捜索に関しては、他にできるご家族がおられないか(遠方でも)
            4.すぐに迎えに行けないタイミングは警察に保護願を出すことも検討
            と、ご提案させていただきましたが、こちらに依存されるように感じました。

            ※今回のケースでは結論から言うと、iTSUMOも取付できませんでした。

            残念ですが、iTSUMOはご家族または周りに入る方の協力がないと使いこなすことができません。
            もちろん独居であったり、身寄りのない方の場合、ご家族にかわる協力者がいれば使いこなしていただけます。
            iTSUMOにできることは「居場所がわかる」だけですから

            iTSUMOは全ての人に適した機器ではなく、このようにうまく行かない事例もあります。
            ですが、1日でも長く住み慣れた家にご本人が居れる環境を提案し続けたいと思います。

            協力して介護するイラスト2

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